賭ケグルイ / 河本ほむら / 尚村透(8)、鈴井も加わって、陰喰三欲・陽喰三理と2対2のニム零式

前回のあらすじと感想
8巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
9巻のあらすじと感想

前回のあらすじと感想

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1人1票で、ギャンブルで票を奪い合う生徒会選挙がスタート。生徒会長と同じ百喰一族が夢子の新たな敵として登場しました。

8巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

ギャンブルの招待状を受け取った夢子が談話室に行くと、部屋の前に居たのは陰喰三欲と陽喰三理。同じ一族としてお会い出来て嬉しいと夢子に抱きつく三欲。部屋で待っていたのは、選挙管理委員長の黄泉月るなでした。
2対1では不利と見て鈴井も加わって4人でギャンブル「ニム零式」がスタート。0～3の数字の札を4枚ずつプレイヤーに配って、1枚ずつ順に出していって合計数が9を超えた人の負け。手札の強弱を見てから、ポーカーのように票をベット・コール・レイズ・フォールドします。
夢子の30票ベットに全員がコールした1回戦は三欲の負け。その後、生徒副会長と話していた芽亜里が、鈴井の助けを呼ぶ電話でかけつけます。1回戦終了後、夢子は毒に倒れていました。抱きついたときに仕込まれた毒で、三欲と三理が西洞院に勝ったのは、堂々と毒で弱らせるという手段を取ったからでした。
三欲と三理は2人にしかわからないサインで手札を伝え合いますが、芽亜里と鈴井にはそれは無理。芽亜里は鈴井に手札を「間違って」落として全員に見せるよう強要します。芽亜里の言うとおり手札を公開する鈴井。芽亜里が100票にレイズして始まった勝負は、三理の負け。
三回戦も鈴井が手札を公開し、芽亜里は10000票にレイズ。全校生徒3000人を超える票を賭けるので、実質生徒会長選挙リタイアとなるベットを持ちかけます。三欲と三理はコールしますが、三欲は敗北します。芽亜里は、黄泉月がカードをシャッフルするときにギルブレス・シャッフルを用いて、全員の手札の0～3のそれぞれの数字が4枚ずつになっていることを見抜いていました。鈴井の手札と自分の手札から、残り2人の手札の構成はわかっており、必勝の相手に2がない状態だったからこその10000票レイズでした。
血清を打って回復してくるも寝込んでいる夢子に「生徒会長になる」と宣言する芽亜里。

意外にも双じゃないのに、芽亜里が活躍する8巻でした。生徒会長と副会長はやはり双子で、副会長の方はかなり気弱でギャンブルは弱そうですね。一気に増えたキャラクターをこれから1巻ずつ消費していくとなるといつまで経っても終わらないので、どこかで一気に減るギャンブルが入ってくるような気がします。