金次第ですべての電子機器を思うがままに操作できる神アプリおよび神スマホを巡る戦いを描くマンガ。
主人公の御子柴亮は、冴えない漫画専門学生ながらオンラインゲームで発揮するゲームの才能を活かして、神スマホを駆使して犯罪者たちと戦います。
仮面組合を裏から支援しているのがイプシロンという手の甲にやけどのある男。神スマホをゴッド・ツールズの管理が及ばないステルススマホに変え、木工仮面・拘束マスク・ミイラマスクに神スマホユーザーの名簿を渡します。狙われるチームMのメンバーたち。
11巻から14巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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巻上を狙った神スマホユーザーの伊豆見は、逆に巻上と東雲にボコボコにされます。
拘束マスクこと南郷は、巻上が神スマホユーザーであることに気づいていましたが、他にも仲間がいるかも知れないという事で泳がせていました。ミイラマスクの正体である武佐奈育子がそのジムに入会してきます。
伊豆見 v.s. ミイラマスク
過去のトラウマから、爽やかなイケメンが許せないミイラマスクは、伊豆見に襲いかかります。神スマホで反撃しようとする伊豆見でしたが、神スマホユーザーの行動パターンを知り尽くしたミイラマスクにあっさりやられて神スマホを奪われ、ステルススマホに変えられます。伊豆見の持つアイテムも手に入れるミイラマスク。
巻上 v.s. ミイラマスク
伊豆見を倒してステルススマホを得た勢いで、ミイラマスクは巻上に襲いかかります。夜道で始まる戦闘。2人とも、もとは伊豆見が持っていた神アイテムのロボットを駆使しての戦いに。巻上のGTF106ヘルメスは、幻覚剤を装備。ミイラマスクのGTF108フォーチュンは、運勢を操る能力。もはや、オーバーテクノロジーを超えたオカルトの世界におもえますが、占いアプリにより統計的に相手の行動を予測するという割とちゃんとしたバックグラウンドがあります。
直接戦闘では不利とみた巻上は図書館に逃げ込みます。戦いの中でミイラマスクの正体が武佐奈育子であることに気づいた巻上は、武佐奈育子の情報を検索して、インクアレルギーであることを突き止めます。自分の弱点をあえて突かせて、GTF108フォーチュンをつかみとって無力化、そのままミイラマスクを倒します。負けたミイラマスクでしたが、最後の力でそこから逃亡。南郷のところにいったところで、その南郷にトドメを刺されます。「用済みだ」「後釜は見つけてある」と言い放つ南郷。
立花 v.s. ファントム
ゴッド・ツールズは、ステルススマホを使う仮面組合対策に本腰を入れ始め、自衛隊の特殊部隊出身者などの武闘派で構成されたエージェントを派遣します。そのエージェントたちをフェンサーでいとも簡単に殺していくガスマスクの男。大金で雇われて拘束マスクの部下となったファントム。
拘束マスクの命令でファントムは立花に襲いかかります。立花と連絡がとれなくなり、立花の護衛の2人もファントムに殺されたことに気づいた御子柴が立花のアパートに向かいますが、入れ違いになり、2人の死体だけが見つかります。御子柴&護衛2人の前に姿を表す木工仮面。狙いは御子柴のもつ神スマホと、護衛の持つGTウォッチ。
廃車場に追い詰められた立花は、仮面の犯罪者たちの弱点である視界の狭さを突いて、ペイント弾で応戦します。ボウガンの矢を落としたファントムでしたが、次に撃たれたペイント弾もその剣でたたき落としてしまい、視界を塞がれます。しかし、それを予想して目の部分に防弾フィルムを貼っていたファントムに体を刺されます。
ピンチとなった立花は、新しく買ったGTF226グラキエスを使って反撃。氷を操る力でつららをファントムに飛ばします。体ではない帽子の部分に穴を開けて、氷が溶けたところで電撃を打ち込む立花。ファントムの使った神経ガスで体の動きが鈍くなってきますが、辛勝します。
ファントムに加勢して、立花の神スマホを狙っていた拘束マスクは、立花のもとに向かおうとする東雲とバッタリ。すべての戦いを高みの見物しているイプシロンは、半径3kmに妨害電波を流して全員の神スマホを無効化。「ゴッド・ツールズに対する復讐がいよいよ始まる」「今日はその第1幕だ」と宣言します。
御子柴 v.s. 木工仮面
護衛の一人が木工仮面に襲いかかったときに、謎のバリアが発動して、腕が爆発します。付近の人が気づいて近寄ってきますが、木工仮面が次々に頭を吹き飛ばしていきます。この力の謎を解かないと、勝負にならないと見た御子柴は逃亡。
木工仮面を観察して、射程が10mほど、学校の門のような固いものは破壊できないことを看破する御子柴。御子柴の護衛についていた梅崎は、元自衛隊で警棒術で全米3位に入るほどの腕前。冷静に木工仮面に攻撃を仕掛け、射程外からガラス片を投げて、木工仮面が使っていたアイテムを浮かび上がらせます。
木工仮面が使っていたのは、神アイテムではなくイプシロンが開発したステルスアイテム。射程内に入ったものに、2液混合で爆発する液体を高速で噴射する武器。
木工仮面は、顔認識アプリで梅崎の情報を検索。金でゴッド・ツールズに雇われていると知り、ゴッド・ツールズ以上の金で御子柴を殺すよう勧誘します。信用しない梅崎に、前金で1億振込、翻意させます。2人を前に追い込まれる御子柴。GTFを犠牲にして、麻酔弾を撃ち込み梅崎を倒します。倒れた梅崎の頭をすぐさま爆破する木工仮面。非道な木工仮面に御子柴がブチ切れます。
相変わらずイプシロンの手の甲のやけどは強調されて、御子柴の父親フラグをビンビンに立ててきます。ゴッド・ツールズに裏切られ、反逆した父親と、その父親を倒すための切り札として育てられた御子柴という構図になるんでしょうか。
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