人間と亜人が暮らす世界、ライラという16歳の少女と山羊の亜人アーロン、2人の悲しく切ない物語です。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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警察や政界にも顔が利くマフィアのボス、ウォーグに飼われ、暗殺をこなす山羊の亜人アーロン。何の先入観も持たない幼い頃から、極力外部と触れさせず、主人の言葉以外に善悪判断の基準を与えられず、ひたすら殺しの腕を磨いてきていました。
マフィアの下っ端の下っ端だったライラの父は、ボスを裏切って鐘を持ち出した男が殺されるのを尻目に金を持ち逃げします。その金を奪い返すためにアーロンが駆り出され、ライラの両親を殺します。
青い瞳のライラに「殺してやる」と言われたアーロンは、何故かライラの身柄を抱えてその場にいたボスの部下たちを殺して逃走。アーロンは大切に持っていた絵本を開き、ライラを自分を殺して天国に連れて行ってくれる青い瞳の天使だと言います。
ライラはアーロンを殺したいほど憎みますが、アーロンを利用しなければマフィアから逃げられないと悟ります。アーロンと接するうちに、マフィアに武器として育てられたために心を持たなかったアーロンのことを哀れに思い始めるライラ。
アーロンはライラに自分を殺させるためにナイフの使い方を教えようとしますが、ライラはアーロンに心を教えると言います。
殺しの師弟であり、逆転して、心の師弟でもある2人がマフィアから逃げる旅がこれから描かれるようです。セリフの流れがよく、作画も綺麗で1巻は満点の出来。続きが気になります。
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