まじかるー。12巻では久しぶりにこのセリフが登場します。
8巻までで黒幕だった姫路の手により、魔法少女の子がさらわれ、全員がやられた上に貴衣とつくねの体まで回収されてしまいました。9巻からはSeason 2がスタート。ヴァリレーベ製薬社員の真壁敬人によって姫路が生み出され、悪魔の力を手に入れるために過去に渡り、亜種魔法少女を送り込むまでが明らかになりました。
この12巻から最終章が始まります。姫路が未来へ戻った後に、どこからともなく大きくなった貴衣が現れるシーンで11巻は終わりました。
12巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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魔法少女・オブ・ジ・エンドの1巻と同じシーンから12巻は始まります。いつも通りの日常が、テストのとき校庭に入ってきた「まじかるー」と話す亜種魔法少女によって壊れていきます。混乱の様子をビデオに収めようとする姫路。しかし、教室に飛び込んできた亜種魔法少女は、鞘野楓に銃で撃たれてはじけ飛びます。さらに姫路に襲い掛かる筋肉ムキムキの亜種魔法少女。
姫路が未来に向かった後に現れた貴衣は、殿ヶ谷のメッセージを受けて未来から駆けつけていました。皆を治療し、未来ではなく、過去に戻り大惨事が始まったあの日に姫路を討とうとします。普通に戦っては勝ち目がありませんが、大量の亜種魔法少女を送り込むためにワームホールを開いて魔力を大量消費している姫路なら勝算があると見ました。
姫路が未来に行って悪魔の力を手に入れる前に、過去の姫路を叩くってのは、完全に時系列を無視したタイムパラドックスが起きているような気がしますが、マンガなんでツッコんでも仕方ありません。この時代を救うってことなんで、時間分岐でパラレルワールドができていく設定なのかもしれません。ただし、姫路が悪魔の力を手に入れると、すべての次元が消されるってことでしょうか。
とにかく、1巻のあのときに姫路を倒そうとする一行は、過去の自分たちに事情を説明して安全を確保し、戦いに終止符を打とうとします。姫路は亜種魔法少女を送り込んでいるワームホールを使って未来に戻って体勢を立て直そうとします。そのとき、ワームホールから出てきた仮面をつけた楓と少女と交差します。
間一髪で殿ヶ谷の呼びかけが届き、楓は姫路に気付き少女「弥(わたる)」を消しかけます。同じ名前、同じ顔、真壁が残した記録から作り出された新たな姫路でしょうか。
未来に着いた姫路は、魔女と忍たちが迎え撃っているような気がしますね。ワームホールを通じて2つの時代の時間が同じ流れになっていると思えばいいのかな。1巻の展開をトレースして、未来から来た貴衣が全員を救っていくってところはカタルシスがありますね。久しぶりに「まじかるー」出てきました。
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