いわゆるタイムリープもの。「人を殺さないと次の日に進めない」というルールを課せられた主人公が、妹を救うためにその手を血に染めます。
タイトルにはハッピーエンドとありますが、警察の捜査の手は伸びていき、なりゆきで協力することになる同級生はメンヘラで、妹の容態は悪化していき、真逆の方向へとひた走っていきます。
1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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バイト三昧の高校生草壁真琴には、臓器移植しか助かる道がない妹の詩織がいました。母親はおらず、父親は酒乱で、妹の入院費や真琴のバイト代を使い込むというダメっぷり。「こんな毎日が続くなら、明日なんか来なければいい」と神社で叫ぶと、次の日から1日がループするようになります。ループするのは自分だけでなく妹も。妹のドナーが見つかり、手術は1ヶ月後となりますが、巻き戻る時間のせい手術の日にたどりつけず、どんどん妹は弱っていきます。
自棄になっていたところにゴロツキの先輩脇田がやってきて、妹の入院費を取られたことで激昂して殺してしまう真琴。すると、その夜は日付が戻らず、翌日へと進みます。手には何故か神社の大凶おみくじが握られており、命を断ち切ると明日への扉が開かれると書かれていました。
妹が手術を受ける1ヶ月後まで日付を進めるために、真琴の誰かを殺す日々が始まります。どうせ殺すならクズがいいだろうと物色していたところで、 クラスメイトの片桐を脅迫している同級生を見つけます。その同級生たち、片桐を暴行している継父、薬物中毒の片桐母を殺していく真琴。けなげに見えた片桐は真琴に依存していき、メンヘラっぷりが全開になっていきます。
片桐の協力のおかげで警察の捜査を逃れ、町で獲物となる男を見つけられますが、真琴を自分のものにしたい片桐は、真琴の幼なじみである弥生に憎しみの目を向け始めます。
ループして1日をやり直せる設定をは言えども、これだけ何人も殺して警察がまったく証拠をつかめないってのはやや無理のある展開のような気もしますね。そこにツッコむマンガじゃないといえば無いんですけどね。
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