人間を脅かす竜と戦う王道のバトル漫画。竜の姿は、いわゆるドラゴン的なものがベースになっていますが、通常のファンタジーとはやや設定が異なります。
太陽の光と銀の武器に弱い
銀の武器が発する銀気に当たると竜の血液は凍る
人間の姿をした竜は、上位竜と呼ばれ、完全な知性を持ち出会えば死を覚悟するほどの存在。
竜との戦いに輪廻転生の要素を加えて、熱い戦いが描かれています。引き込まれる面白さがあります。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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最強の狩竜人である神童レオニカに付き従うラグナ。レオニカは、ラグナがいつかとてつもなく強くなると直感してそばに居てもらっていました。ラグナはときおり、老剣士が話しかけてきたり、レオニカが死んだりする幻を見ます。
ある日、上位竜の襲撃により街が壊滅します。「神」が気に入っていたお菓子屋が潰れたという理由だけで国ごと滅ぼそうとする竜。レオニカが絶体絶命になったとき、悲しいラグナの力が覚醒します。
ラグナに語りかけていた老剣士は未来の自分でした。レオニカを亡くした後、ひたすらに竜を殺し続け、いつしか銀の剣が自分の体と融合し、竜からは死神と呼ばれるほどの強さを手に入れましたが、自分が守りたいと思った人たちはすべて竜に殺されていました。大切な人たちを守って竜をすべて殺すために、クリムゾンという少女の力を借りて過去の自分に戦いの記憶を送るラグナ。
街を襲った上位竜を倒すと、次は森そのものと融合して昼も活動する上位竜が襲い掛かってきます。レオニカと別れ単独で戦うラグナは、少女の姿をしたクリムゾンと出会います。竜の神を殺そうとした反逆者にして第一位階の翼の王クリムゾン。未来の記憶を持つというラグナの言葉を信じないクリムゾンですが、ラグナの力を利用して竜を滅ぼすことはできそうだということでラグナに力を貸します。
元翼の王の力を借りて、ラグナが6つの血族、翼・鱗・爪牙・咆哮・眼・骨を滅ぼす物語が始まります。
過去の自分に老いた自分の記憶を渡して、俺TUEEEEする「なろう系」の小説はありますが、チートハーレムではなく悲壮感漂うところがいいですね。躍動感溢れる画力に引き込まれます。
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ラグナクリムゾン 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)
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2巻のあらすじと感想
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