複雑な人間関係を描く黒澤R先生の最新作。
1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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岩本清とゆずの夫婦は田舎の広い家に引っ越してきます。清の父の巡一も一緒でした。
家に入って、かくれていた少年「ほたる」を見つけます。放置子のほたるは、夫婦と一緒にこの家に住み始めます。以降、ほたる始点で物語は進んでいきます。
ゆずのことを妻だと思って、久美子と呼びかける巡一。若年性アルツハイマーかと思わせますが、10歳だったり50歳だったりと人格の年齢が次々に変わっていきます。清とゆずは仲は良さそうですが、まったく夫婦感はありません。
ほたるは、清から巡一について、事故の後遺症でそうなったことを聞き出します。巡一はほたるの前では、先生の人格となり、学校に行ってないほたるに勉強を教え始めます。
ほたるが家に帰ったときに、母親の借金取りと出くわしますが、ゆずが電話一本入れると借金取りは恐れをなして帰っていきます。
巡一は教師をしていたときに、ゆず絡みの事故にあってこうなったのは間違いないでしょう。ゆずは権力者の娘で、かつての巡一の教え子でしょうか。清はバイオリン奏者ということですが、本格的に音楽家としては活動していないようです。巡一がなぜかゆずを妻だと思い込んでいる理由が気になります。
全然怖いシーンはないんですが、ゆずが凄まじい闇を抱えていそうで恐怖を誘います。ほたるが突っ込んで聞いていかないのも、聞いてしまうと怖いことになりそうだからですよね。
- 作者: 黒澤R
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2016/07/15
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