前回のあらすじと感想
優勝賞金100億円、半荘ごとにラスになったらロシアンルーレットの命を賭けた麻雀に挑むK・高津・堂嶋・アミナの4人。
16巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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アミナ以外の3人リーチを制したのは高津。堂嶋の満貫ツモ、Kのツモ、高津の堂嶋からのロンと続いて拮抗します。南4のオーラス、アミナの親、Kは四暗刻単騎を捨てて高津から順位の変わらない上がりで半荘を終わらせます。2位上がりでしたが、総合順位でトップに立つK。
高津は、実力が中の下と見たアミナに狙いを定めて上がりを繰り返します。麻雀の腕はイマイチに見えたアミナでしたが、Kに仕込まれたイカサマは一級品でした。すり替えでアミナの国士無双が高津を直撃。最下位でロシアンルーレットですが、弾は出ません。17回戦へ。
高津の提案で17回戦は1万5千点スタートに。箱割れしやすくして、弾が出る確率を高めます。点数が飛び抜けたのは、豪運の堂嶋。Kとアミナは、ここを好機と見て、2人だけにしかわからないタガログ語を使って堂々と通しを始めます。アミナは白発中を鳴いて大三元確定、Kはカンで高津の和了を完全に潰して、ダブロン狙いでリーチ。ダブロンなら、マイナス40400点で引き金6回の完全な死が待っています。
純カラの状態でアミナの上がり牌である東をツモった高津はツモを宣言して、わざとチョンボします。引き金5回に一縷の望みを託します。高津は2人のタガログ語を理解していました。しかし、このダブロン狙いは、Kのフェイク。Kの手はバラバラのノーテンリーチでした。わざとチョンボさせることこそがKの狙い。その狙いにまんまとハマった高津は引き金を引きます。
優勝は堂嶋。卓には飛び散った血が描かれ「氷のK最後の戦いが始まる」という言葉で人柱編は完結となりました。
死者として名前は出ていますが、高津の死の瞬間は描かれませんでした。予告の入った2017年秋スタートの最終章でその死が描かれるんでしょうか。
無限にロシアンルーレットを続けていくのかと思われましたが、高津がどんどんルールを追加して死の確率を高めていくので、そこまでダラダラとした展開にはなりませんでしたね。自由を手にしたKに、ここからさらに何か戦う理由が生まれるのかな。
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