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読書

追想五断章 / 米澤穂信、あらすじと感想

米澤穂信先生の作品では、ミステリー作品「インシテミル」を読みました。この「追想五断章」もミステリーですが、殺人事件が起こるわけではありません。 読んでいると、先の展開が予想できるようになる部分はありましたが、結末はわからず最後までぐいぐい読…

私の嫌いな探偵 / 東川篤哉、あらすじと感想

烏賊川市シリーズの短篇集。本書のタイトルでドラマ化され、最近DVD & Blu-rayが出ました。烏賊川市シリーズは、鵜飼探偵とその助手戸村が主役だったんですが、この「私の嫌いな探偵」では助手の戸村に変わって、探偵事務所のあるビルのオーナーである二宮朱…

ドミノ倒し/貫井徳郎、あらすじと感想

ひとつの事件が別の事件を呼び起こし芋づる式に掘り出される死体!死体!!死体!!!いったい何が起きているんだ!?油断大敵・貫井流ユーモア私立探偵小説。 (「BOOK」データベースより) Amazonでの評価が極めて低い→ドミノ倒しということで、気になったので読んで…

ライオンの棲む街~平塚おんな探偵の事件簿1~、あらすじと感想

「ライオンの棲む街」は、実在する平塚市を舞台に展開されるユーモアあふれるミステリー作品。東川篤哉先生の新刊です。デビュー作では『烏賊川市』という架空の街が舞台でしたが、今度は実在する街で、地元民にしかわからないような地名が次々に出てきます…

最後の記憶 / 綾辻行人、あらすじと感想

「最後の記憶」は綾辻行人先生のホラー小説です。2006年に7年ぶりの綾辻先生の長編小説として発表されました。 ミステリ的な要素もあるのですが、それほどグロい要素のないホラー小説でした。若年性痴呆症が物語の中心に有ります。面白くありませんでした。…

桐島、部活やめるってよ / 朝井リョウ、あらすじと感想

巻末の著者近影の朝井リョウ先生写真は間違いなくイケメンですね。この「桐島、部活やめるってよ」は早稲田大学在学時に書かれた作品です。イケメンな上に高学歴ですね。更に言うと、この作品は朝井先生の処女作にして、すばる新人文学賞を受賞しています。…

天地明察、江戸時代に改暦事業に従事した渋川春海の生涯を描きます

冲方丁先生の長編小説。知らない人はほとんどいないでしょう。天地明察は、江戸時代に改暦事業に従事した渋川春海の生涯を描きます。2012年には、岡田准一主演で映画化もされました。 以前、冲方先生の作品として短篇集「OUT OF CONTROL」を紹介しました。 O…

キケン、機械制御研究部の略称です。恋愛要素ほぼなしの、熱血理系大学生のお話

文庫本化されてるみたいですねー。私はハードカバーで読みました。表表紙と裏表紙が本編を全く無視したマンガになってます。 キケン (新潮文庫)作者: 有川浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/06/26メディア: 文庫この商品を含むブログ (31件) を見る キ…

密室の鍵貸します、ユーモアを交えていますが本格ミステリーの傑作でした

烏賊川市シリーズの最初の作品です。 密室の鍵貸します (光文社文庫)作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/02/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 43回この商品を含むブログ (51件) を見る 密室の鍵貸します (光文社文庫) 短篇集は以前読ん…

7割は課長にさえなれません、終身雇用をディスるのかと思いきやサラリーマン川柳がいっぱいの戯曲っぽい話でした

「若者を殺すのは誰か」に続いて、「7割は課長にさえなれません」を読みました。 若者を殺すのは誰か、相変わらず世代間格差をガンガン煽ってきます - PHMPK.LOG 2010年の著作ですが、それほど時事問題を扱うわけではないので、面白かったです。というよりも…

OUT OF CONTROL

冲方丁先生の短篇集。まとまった時間が取れない人の味方、短篇集。冲方丁先生については、もはや説明はいらないでしょう。あらゆるジャンルで活躍する大作家です。知名度を一躍高めたのはマルドゥック・スクランブルですね。そして天地明察で、SFを読まない…

生物と無生物のあいだ、「今のところ、遺伝子組換えの食塩はない」なんて言わないために

あんまり時事問題を扱いたくはなかったんですけど、科学に対する無理解もココまで来るとあまりにひどいと感じたので。 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1…

若者を殺すのは誰か / 城繁幸、相変わらず世代間格差をガンガン煽ってきます

私もたまにはビジネス書を読みます。読んで行動が変わるわけではありませんが、新しい視点を自分の中に取り込める点が有益である場合があります。本書を書いた城繁幸氏のブログやコラムはちょくちょく見てます。 筆者の主張はずっと一貫してブレませんね。事…

はやく名探偵になりたい、ミステリーを普段手に取らない人がターゲットでしょうけど、無理やりの展開が多すぎ

東川篤哉氏の作品です。この『はやく名探偵になりたい』は烏賊川市シリーズという、鵜飼探偵とその助手戸村を主役とした推理小説シリーズの一つです。これまでに紹介した東川作品と同じく短篇集です。これも深夜ドラマになってますね。 なかなかまとまった時…

放課後はミステリーとともに / 東川篤哉、あらすじと感想

東川篤哉作品を読んだのはこれが3作目。この『放課後はミステリーとともに』はドラマ化されているようです。東川先生売れっ子作家ですねー。 放課後はミステリーとともに (実業之日本社文庫)作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2013/10/04…

『希望の国のエクソダス』取材ノート、今なお色褪せない近未来小説ができるまで

希望の国のエクソダスは、全国の中学生たちが不登校になり、ITの力を使い巨額の資金を稼いだ上で北海道に独立国家を樹立する物語です。ってひとことで表すと荒唐無稽な感じがしますね。 「この国には何でもある、しかし希望だけがない」というメッセージが強…

びっくり館の殺人 / 綾辻行人、あらすじと感想

綾辻行人先生の推理小説です。移動時間にサクっと読めるサイズ。 びっくり館の殺人 (講談社文庫)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (23件) を見る なんとも異様な話でし…

屍者の帝国 / 伊藤計劃 / 円城塔、あらすじと感想

屍者の帝国を読みました。 屍者の帝国作者: 伊藤計劃,円城塔出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 43人 クリック: 1,717回この商品を含むブログ (191件) を見る Kindle版はこちら→[asin:B00BH70H4E:title] プロローグは短…

魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?は推理モノに見せかけたエンターテイメント小説だった

謎解きはディナーの後でに続き、東川篤哉氏の推理小説を読みました。推理小説ではありませんでしたけど。 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブ…

亜玖夢博士のマインドサイエンス入門 / 橘玲、あらすじと感想

橘玲氏は経済小説家です。以前紹介したマンガ終身旅行者で、帯にコメントを書かれていました。亜玖夢博士のマインドサイエンス入門では経済ではなく、脳科学や心理科学にフォーカスしています。 亜玖夢博士のマインドサイエンス入門作者: 橘玲出版社/メーカ…

謎解きはディナーのあとで / 東方篤哉、あらすじと感想

いまさらですが、読みましたので。 謎解きはディナーのあとで作者: 東川篤哉出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/09/02メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 2,286回この商品を含むブログ (407件) を見る ドラマ化もしていますし、世間の皆様はすでに内容…

レインツリーの国

有川浩さんの恋愛小説。 手に取ったのは、図書館戦争シリーズを読み終えたあと本屋で『あれ?このタイトルどっかで見たことあるな』と思ったのがきっかけ。 レインツリーの国 (新潮文庫) 作者: 有川浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/06/27 メディア:…

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