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刃牙道 / 板垣恵介(1)、原始人のピクルの次は現代に蘇る達人宮本武蔵

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刃牙道 1 (少年チャンピオン・コミックス)

刃牙シリーズの最新刊。タイトルでネタバレしてるような気もしますが、このマンガはあらすじで楽しむものではありません。

消化不良な親子喧嘩の後の話です。親父は強すぎますからね。もうひと通り格闘技は出尽くして、ヤクザや奥深い中国拳法もいきつくところまでいって、最強死刑囚もグダグダになって、現代に蘇った原始人とは友達になって、いろいろ全部盛った気はしますが新しいシリーズが再開しました。

命がけで戦ってる割には、このマンガでは死者がほぼ出ません。驚異的な再生力と医療技術で、みんな元通りになります。そうじゃないと花山なんて今頃人間の顔してませんからね。

私の好きなキャラクターはジャックハンマーとビスケット・オリバです。ドーピングの鬼と筋肉の塊。彼らを見てるとプロテインを飲んで筋トレしたくなります。

1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

導入は、地上で最強の称号を持つ総合格闘技チャンピオンであるアトラスと刃牙の戦いから。

親子喧嘩が終わってからの刃牙は、明らかに退屈しています。階段って普通は走って登るのをトレーニングにするんですけど、刃牙の場合はいかに早く加速しながら下り降りるかという命のキケンを伴うトレーニングです。ただ、そのトレーニングの最中でさえ眠気に襲われて欠伸をしてしまう。

そんな刃牙に挑もうとするのが、地上で最強の称号を持つ総合格闘技チャンピオンであるアトラス。徳川に試合のセッティングを直訴します。あっさり携帯電話で試合の約束を取り付けてしまい、その日の板に試合となります。ただ、その試合もあっという間に終了。アトラスは自分がやられる最後の瞬間、刃牙が退屈で欠伸をかみ殺していたことを見てしまっていました。圧倒的な実力差。

1巻の見せ場は、徳川公によるスカイツリー地下に作られた巨大な研究施設。そこでは、倫理を踏み越えた禁忌の研究が行われていました。発掘された宮本武蔵の遺体からクローンを作り出す計画です。受精卵を作るシーンがありましたけど、どうやって成長を加速させるんでしょう。マンガなんで、そのあたりは気にしないでおきます。刃牙と戦う相手を用意してあげたいという徳川公の愛ですね。

刃牙道 1 (少年チャンピオン・コミックス)

刃牙道 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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