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モンタージュ / 渡辺潤(15)、あらすじと感想

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モンタージュ(15) (ヤンマガKCスペシャル)

モンタージュは3億円事件を題材にした渡辺潤先生のマンガです。もちろん話の中身はフィクションです。題名のモンタージュは3億円事件で捜査に使われたモンタージュ写真から採っています。

3億円事件は、1968年に起きた未解決事件です。生まれる前なんで私も全然知りません。どんな事件かというと、約3億円を積んだ現金輸送車が偽の白バイ警察官に奪われる、というものです。1975年に時効が成立しています。1968年当時の3億円は現在の貨幣価値に直すと約10億円だそうです。大量の遺留品、目撃証言にも関わらず未解決事件となりました。背景には、初動捜査のまずさや、極めて計画的かつ鮮やかな犯行という点がありました。

このマンガの基本ストーリーは、父親が三億円事件の犯人であると告げられた少年が事件の真相を探る、というものです。舞台は現在の日本です。

これまでのあらすじ

主人公の鳴海大和は、2004年10歳の時に瀕死の老刑事に「お前の父親は、三億円事件の犯人だ」と告げられます。このとき一緒にいた小田切未来に「誰にも言わないでおこう」と言われたことで、このことを誰にも話しませんでした。父親はその年に水死体となって発見されています。

16歳になって、父の残した剣道の防具から三億円事件のものと思われる五百円札を発見したところから、次々に事件が起こります。未来の両親が失踪。足取りをたどっていると関口という警部に殺人の濡れ衣を着せられて逃走することに。

関係者がとても多いんですが、14巻まででは、鳴海大和の父親が川崎雄大であろうこと、未来の母親は三億円事件の黒幕の一人で国会議員の沢田の娘であること、三億円事件は過激勢力を一掃するために警察が仕組んだ事件だったが、まだ知られていない何かが起きていたことが示唆されます。

15巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

鈴木泰成、関口欽一、川崎雄大の3人が一同に介していますが、鈴木は川崎のことを「鳴海鉄也」と呼びます。鈴木は川崎を殺そうとしますが、直前で警察が家に来ます。そうなるように川崎が仕組んでいました。

田切家3人と大和が話しているところに、二郎が襲ってきます。見張りの3人はサイレンサー付きの銃でいとも簡単に殺されていました。水原刑事の携帯の発信先などの情報から、大和たちの居場所を推理していました。スキをついて二郎に攻撃を加えますが、大和が打たれそうになった所で二郎は夏美に殴られます。

未来が無事に家族と合流したことで、大和は単独行動を始めます。未来は二郎と争った時に、大和が父親を囮にしたことを責めていました。

水原刑事は、腕に「65」というダイイングメッセージを残して死亡します。

最後は、大和が関口欽一と接触し、情報を引き出しているところに鈴木が登場して終わりです。

大和は自分の父親について感づいているような描写がありますね。読者から見ると、双方の爪を噛む癖からなんとなく感じてたんですけど。鈴木泰成、関口欽一の2人は沢田を失脚させる目的で手を組んだんでしょうか。夏美と二郎は行動を共にしていますけど、この2人はどうなるんでしょう。二郎しぶといなあ。

TVドラマ化決定ってのを去年見たんですけど、いつになるんでしょう。アナウンスされないだけで、水面下では進んでるのかな。

モンタージュ(15) (ヤンマガKCスペシャル)

モンタージュ(15) (ヤンマガKCスペシャル)

Kindle版はこちら→モンタージュ(15)

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