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焔の眼 / 押切蓮介、あらすじと感想

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焔の眼(6) (アクションコミックス)

「焔の眼」はミスミソウやハイスコアガールの押切蓮介先生が送る、革命を志す少女の物語です。ほむらのめ、と読みます。

押切蓮介先生といえば、ホラーとギャグの融合です。基本ホラーなんですが、ギャグにしか読めない展開。「焔の眼」も殺伐とした展開の中に、笑いの要素があります。

物語の舞台となっているのは、第2次世界大戦直後の日本ですが、そこにいたるまでの歴史が架空のものです。日本を統治するのは、ショルゴールという軍事国家。ショルゴール人は赤い目を持ち、他の人と比べて凶暴性が際立っています。

そのショルゴールの統治に単独で反旗を翻したのが、異形の日本人クロ。犬の名前みたいですけど、主人公の少女沙羅によって付けられたあだ名です。本名は陀大善黒(だたいぜん くろ)。本編はクロが活躍するシーンと、沙羅が強く生き抜くシーンが交互に現れるんですが、クロのセリフや戦いはギャグです。

このクロというキャラクター、刃牙の範馬勇次郎とストリートファイターの豪鬼を融合させたような風貌です。素手でたった一人で軍隊に挑むところは、勇次郎と同じ。ミサイルを素手で掴んだり、人を紙くずのようにふっ飛ばしたりと圧倒的な強さ。

主人公の沙羅はというと、孤児ですが赤い目を持ち、ショルゴール人と日本人のハーフであることが示唆されます。娼館やショルゴール人のエレノア邸などで、奴隷的な扱いを受けていましたが、クロと出会い、知らずのうちに影響を受けて、戦う決意に目覚めていきます。

ちょっと詳細なあらすじ(ネタバレ注意)

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ショルゴール統治下の日本で、占領軍を相手にした娼館で差別を受けながら下女として働く沙羅。沙羅が兵士たちに襲われそうになったときが、クロとの初めての出会いでした。クロは各地で武者修行と称して暴れまわっていました。

その後、日本人の強制移送が始まり、狭い居住区に押し込められます。そこでも差別を受ける沙羅。クロと出会ったことで、今度は自分の力で戦う意思に目覚めています。程なくして、今度はショルゴール軍の日本人狩りが開始されました。これも間接的にはクロが暴れたことが原因ですけど。狩りから逃れる沙羅。

結局は捕らえられ、奴隷としてショルゴール人のいるエレノア邸で働かされることになります。そのエレノア邸は、日本人の沙羅を匿っていたとして、同じショルゴール人の襲撃を受けます。沙羅はそこから、エレノアを連れて逃げます。

エレノアを守るためにゼノが登場。ゼノもまたクロには及びませんが、人を豆腐のように切り裂くほどの達人です。沙羅を殺そうとするゼノですが、今度はクロが沙羅を守るために登場。クロ VS ゼノは、クロの勝利。

クロとゼノの戦いの途中で、日本を統治するショルゴール軍の指揮官であるオセは、クロ一人を殺すために東京全域への空爆を開始します。オセの本拠地に向かって、クロと沙羅の二人は進撃していきます。オセの腹心マラガラスは、沙羅に集中攻撃することで、沙羅をかばうクロにダメージを与えていきます。

最終巻6巻は、1枚絵連発でクロが戦車や爆撃機をぶっ飛ばしていきます。そのクロも限界が来て、頭を撃ちぬかれ、体に火を付けられますが、最後の魂の一撃でオセを肉片も残らないくらい粉々に吹き飛ばします。

その後、沙羅は髪の毛が白くなりましたが、日本人と反政府思想を持つショルゴール人を束ねて革命組織「瓦礫の獣」のリーダーとして、戦います。ハーフである点がいい方向に作用しているみたい。最後は、オセを継いで日本を統治していたマラガラスを倒した所でクロと再開して終了。あれ、こうやって書くと実は恋愛漫画でしたっけ?

焔の眼(1) (アクションコミックス)

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