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鉄風 / 太田モアレ(6)、長い休載期間を経て、パワーアップして復活。馬渡の底知れぬ強さの秘密が見えました

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鉄風(6) (アフタヌーンKC)

鉄風は、good!アフタヌーンで連載している女子格闘マンガ。主人公の石堂夏央は、格闘マンガの主役とは思えないようなメンタルを持っているのが特徴的です。 5巻が出たあと、6巻が出るまで随分と長く間が開きました。作者の体調不良が原因となっていましたが、復調したんでしょうか。

女子高校生・石堂夏央は、持って生まれた抜群の運動センスと182cmの長身を活かし、どんなスポーツでもそつなくこなしてしまう。そんな夏央が帰国子女の馬渡ゆず子、リンジィ・コルデイロと出会い、総合格闘技の世界に目覚めていく。Wikipediaより

石堂夏央は、オールラウンダー廻のマキちゃんと同じように高い身長とリーチを活かして戦います。空手を基本に、総合格闘技を学んでいます。かなりの天才肌で、ほんのわずかな練習でコツを掴んで相手を圧倒します。努力したいと思えるくらい強い相手を求めているようにも見えます。

そこに現れたのが、馬渡とリンジィ。馬渡は、気持ちいいくらい爽やかな格闘少女です。眉毛が太いですね。5巻までで、G-girl新人戦に出場してそれぞれ1回戦を勝ち上がっています。G-girlは、女子総合格闘技のイベントで、新人戦優勝者は本戦への出場権が得られます。

G-girlに出場するのは、リンジィや神薙忍、本間三津子、紺谷可鈴といったガチンコのプロたちです。リンジィは、ちょっと雰囲気が違いますけど。

6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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2回戦の石堂夏央 VS 沢村早苗の試合が始まります。途中で、夏央の過去の回想が挟まれます。

兄が引きこもりになったのは、妹の夏央がいじめっ子達を蹴散らしたためであるという事はわかっていましたけど、早苗との因縁も同じ所から来ていることがわかりました。兄妹で入会した空手教室。強い兄を応援していましたが、その兄よりも強かった早苗。妹の前で倒されたことが、きっかけで空手教室に行かなくなった兄。そして、いじめっ子達をボロボロになりながらも空手で倒してしまった妹。鼻血を吹き出しながら笑顔で「私がお兄ちゃんを守ってあげる」というセリフ。兄の威厳崩壊ですね。早苗を空手教室でやり込めたのは、あに

肝心の試合は、1Rを終えて早苗が打撃で圧倒しています。さすがに空手で全国制覇しているだけはあります。手のひらをフェイントにした簾の中段蹴りが炸裂して、夏央は追い込まれます。しかし、最後は簾の上段蹴りからから右フックに来るのを、冷静に読んでカウンター一閃。KO勝ちを収めます。やはり天才か。主役とは思えない不気味な笑顔が可愛い。

次は、馬渡の2回戦。圧勝かと思われましたが、敵の反則肘打ちで出血して、予想外に苦戦します。そして、マリオの回想シーンに入ります。馬渡の過去が明かされます。比較的裕福な家庭で、駐在員の娘だった馬渡。リンジィの遊び相手として柔術教室に入会してきました。まっすぐひたむきですが、夏央を超えた異常さを醸しだしてますね。マリオをして気持ち悪いと言わしめる練習への情熱。練習量でリンジィの3倍を超えていたんですね。そりゃ強くもなります。どれだけ、才能がないと感じさせられようが全く折れない気持ち悪い精神の持ち主でしたか。

6巻の途中で休載を挟んで、格段に画力がアップしています。迫力のある絵が堪りません。注目の女子格闘マンガです。

鉄風 1 (アフタヌーンKC)

鉄風 1 (アフタヌーンKC)

鉄風 2 (アフタヌーンKC)

鉄風 2 (アフタヌーンKC)

鉄風(3) (アフタヌーンKC)

鉄風(3) (アフタヌーンKC)

鉄風(4) (アフタヌーンKC)

鉄風(4) (アフタヌーンKC)

鉄風(5) (アフタヌーンKC)

鉄風(5) (アフタヌーンKC)

鉄風(6) (アフタヌーンKC)

鉄風(6) (アフタヌーンKC)

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