極黒のブリュンヒルデは、「エルフェンリート」や「ノノノノ」の岡本倫先生のマンガ。極黒は、ごくこくと読みます。以前、岡本倫先生が原作の「君は淫らな僕の女王」を紹介しました。
主人公は高校生の村上良太。本名も知らない幼馴染のクロネコを事故で死なせてしまった過去があります。彼女との約束を果たすべくNASAに入ることを目指しています。実は、一度見たものを絶対に忘れないという特殊な能力の持ち主。
彼のもとにクロネコそっくりな魔法使いの黒羽寧子が現れたところから物語の始まり。次々に色々な魔法使いが現れます。魔法使いたちは、人体実験の犠牲者で、研究所から逃亡してきていました。
その研究所から送り込まれる魔法使いの刺客との戦いがメインですが、魔法使いには色々設定があり複雑です。鎮静剤ならぬ鎮死剤を飲み続けないと生きられない上、首の後ろに謎の3つのボタンがあります。1つはハングアップで魔法が全く使えなくなります。1つはイジェクト、押すと死にます。そして、もうひとつは未だ謎に包まれています。
9巻までで、最強の魔法使いヴァルキュリアが良太たちに襲いかかってきています。ヴァルキュリアを使役する九(いちじく)が死んだことで、ヴァルキュリアが激昂して世界を滅ぼそうとします。
10巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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ヴァルキュリアが起こした大爆発でしたが、良太と寧子の2人は無事でした。グラーネこと小鳥が魔法をキャンセルする力で守ったと予想されます。
膨大な反物質を生成して、見える範囲全てを吹き飛ばすヴァルキュリア。戦力差は圧倒的ですが、寧子が囮になって気を取られている隙に良太がヴァルキュリアを後ろから刺し殺す作戦で挑みます。あっさりとその目論見は破れて2人は窮地に立たされますが、ヴァルキュリアに後ろから奇襲をかける人物が。まさかの佳奈。
一番上のボタンを押すことで、体が動くようになるんですね。予知が使えなくなることで、寧子のピンチを予測できないことを嫌ってこれまで押さなかったとのこと。
しかし、更なる展開でヴァルキュリアに11個目の魔法が発言して、寧子が刺されます。11個目は再生能力。良太は一縷の望みをかけて寧子の一番上のボタンを押します。すると、寧子がクロネコとして復活。記憶もクロネコのもの。そして、ヴァルキュリアを圧倒するほどの魔法力を見せます。
ここからは、壮絶な姉妹対決です。っていうか2人は姉妹なんですね。反物質に対抗するマイクロブラックホール。戦いはクロネコの勝ちで決着します。しかし、生き残ったクロネコからは、寧子のものも含めてすべての記憶が失われていました。
なかなかに救いのない展開ですね。エヴァンゲリオンかと思うようなグラーネの設定から一転して、姉妹対決に言って、最後は記憶の消失ですか。ハッピーエンドが全く予想できません。
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