今日は会社休みます / 藤村真理(1)-(6)、12歳年下のイケメン大学生と35歳実業家に求愛される33歳処女OL

もうすぐドラマが始まるみたいです。加藤はいねさんのレビューがあまりに秀逸だったので、気になって同じように6巻まで一気読みしちゃいました。7巻を買うかどうかは・・・うーん。

<a href="http://d.hatena.ne.jp/ikkou2otosata0/20140909/1410210960">人の宮殿を笑うなっ！ - 私の時代は終わった。</a>

人の宮殿を笑うなっ！ - 私の時代は終わった。

33歳処女のハナエが主人公です。確かに帯で煽ってます。しかし、1話目にして12歳年下のイケメン大学生と素敵な関係に。さらに、35歳の実業家にも口説かれています。ドラマでは綾瀬はるかさんがハナエを演じるんですね。

多分このマンガは、ターゲットこそ男性と女性で異なりますが「島耕作」なんかと同じ系統ですね。現実に打ちひしがれている人に与えるひと雫の安らぎ。

サラリーマンのおっさんが「島耕作」で、仕事でピンチを切り抜けて会社の業績を上げ、その過程で美女とお知り合いになってベッドイン、というのを読んでニヤニヤするのと同じ。

アラサーのOLが「今日は会社休みます」で、突如シンデレラのごとく何もしていないのに年下イケメンと年上のお金持ちに求愛されて振り回される、というのを呼んでニヤニヤしてるんでしょう。

昔はこういう系統のマンガ、そんなに好きじゃなかったんですけど、一周回って楽しめるようになって来ました。ストーリー考えるの楽しそう。

あらすじと感想(ネタバレ注意)

主人公は青石花笑(あおいしはなえ)、一度も彼氏ができたことがない事務職OL。この設定は1話にして崩れます。会社の飲み会で飲み過ぎて記憶を失い、目が覚めるとイケメンで21歳の大学生アルバイトと一夜を共にした後でした。このイケメンが田之倉悠斗(たのくらゆうと)、さわやかで女性の扱いに慣れています。

基本ストーリーとして、クリスマスや親への挨拶・合コンなどのイベントのたびに、歳の差でウジウジ悩むハナエ→歳の差なんか関係ないと言わんばかりにイケメンにリードする田之倉君、というのが繰り返されます。田之倉君は結構モテてますが、ハナエ一筋で他の女に全くなびきません。

ときおりアクセントで、35歳の実業家朝尾侑(あさおゆう)が登場します。最初は雇われCEO、その後は独立起業してレストランオーナーです。何故か朝尾はハナエのことが好き。転機となるシーンでハナエにアドバイスを残して行ったり、怪しい薬を飲まされてピンチになった時に助けに来たり。

物語が進むに連れて、結婚を意識した展開になってきます。ハナエの上司は、ハナエに事務職から総合職に変わる試験を受けるよう勧めます。そして、それを断るハナエ、「私結婚するんで」。え？田之倉君は大学院に進学するんじゃないの？生活どうするつもり？というところで終わっちゃいました。どうやって田之倉君とハッピーエンドに向かうんでしょう。