ジュエルマスターと呼ばれる宝石の力を使役する人たちが戦う物語ADAMAS。11巻が最終巻となります。呪いを解くためにエジプトを訪れた三賢人、流崎パパ、溝口さん、マリーはニコライ達に捕らえられます。
レイカ達は、カルメンの残したメッセージを見てエジプトへ。主要キャラクターが全員揃い踏みとなって、物語はクライマックスへと進んでいきます。
11巻のあらすじと感想
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三賢人から不老不死になる方法を聞き出したニコライ達。しかし、彼らはより短い期間で不老不死になる方法を求めていました。マリアの分析によると、彼らはウィルスンのブラックダイヤの影響で体を蝕まれ、後1年ほどしか生きられない体であるという事。
ニコライ以外は呪いのブラックダイヤで、記憶すら改ざんされています。ニコライだけは、精神を正常に保っているかに見えましたが、やはり呪いの力で自らを罪人と思い込んでいたんですね。
レイカ達もエジプトに到着し、レイカ達とニコライ達ジュエルマスター同士の最終決戦となります。ルビー、エメラルドのジュエルマスターの戦いは見応えがあります。レイカはクリスタルのジュエルマスターを倒し、ニコライと対決。しかし、決着は一瞬でした。ブラックダイヤに向けたレイカの強い意志がそのまま跳ね返り、一瞬にしてレイカの意思が破壊されてしまいます。そのレイカを救ったのは首にかけていたジンの婚約指輪のダイヤ。さらに、ブラックダイヤの呪いの力も消え去ります。実は、ジンは脳死の寸前に意識をブラックダイヤの中に移し、そこでウィルスンと戦い続けていました。レイカもブラックダイヤの中で。そこでジンと会話し、何度でも復活する呪いの力と戦おうとしますが、ブラックダイヤの中から追い出されます。なくなくブラックダイヤを破壊するレイカ。これでの呪いの連鎖は終了ですね。
そして、三賢人達はラムセス二世からアダマンタイトの使い方を教えられます。「愛してくれる人に石の力を消してくれるよう祈ってもらう」というのがアダマンタイトの使い方。ラッキー・ローク達3人にそれぞれ祈りを捧げるレイカ達。
エピローグは残った伏線回収です。ウィルスン社を率いているギルモア・ウィルスンの居場所をつきとめ、サエコ・ミレイが呪いのダイヤを破棄するよう通告。問答無用で襲いかかってきた兵隊をなんなくいなして、建物を破壊します。
脳死状態だったジンは、魂がブラックダイヤの破壊と共に消滅したために復活はできませんでした。しかし、マリアの残したトラビッチェエメラルドが奇蹟を起こします。そのエメラルドの力は時間を巻き戻すというもの。記憶も巻き戻ってしまいますがジンが目覚めます。最後は、ジンの秘書としてレイカがシャニで働くことに。
キレイに伏線回収して終わりましたね。そもそも争いの原因も、ラッキー・ロークが創りだしたとも言えなくもありませんが。皆川の次回作に期待です。ピースメーカーもいいんですけどね。
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