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監視官狡噛慎也 / 斎夏生 / 後藤みどり(1)、アニメの主人公狡噛が監視官から執行官になるまで

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PSYCHO-PASS 監視官 狡噛慎也 1 (BLADE COMICS)

踊る大捜査線」の本広克行監督が総監督を努め、「家庭教師ヒットマンREBORN!」の天野明先生がキャラクターデザインを担当しているアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」。アニメでの主人公、狡噛慎也の過去を描きます。

世界設定はこちらのエントリを参考に。タイトルが執行官ではなく監視官であることがポイントですね。執行官は犯罪者に近い思考を持つ潜在犯であり、監視官の指示に従って潜在犯や犯罪者を捕らえたり処刑したりするのが仕事。かつては監視官であった狡噛が、スターウォーズのアナキンよろしくダークサイドに落ちていくまでを描くんだと思われます。

1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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高齢者介護施設で起きた事件を操作する監視官の狡噛と執行官の征陸+新キャラの昏田という執行官。患者の臓器を人口臓器に置き換える手術を実施したところ、対症の臓器から謎の焼印が発見されました。焼印を入れるのみ使用された医療用ガスは、遺骨に残留する可能性があるという事から、同じ病院で亡くなった人の遺骨を調査します。

墓に収められているはずの遺骨を調べるも、何者かの手により多くの遺骨が持ち去られていました。病院を担当している葬儀会社、そして遺骨が亡くなっていた患者の葬儀の担当者を追います。担当者の弓削正は、2週間前から出社しておらず足取りを追うとシビュラの監視カメラを避けて湾岸の冷凍庫に逃げていることが判明。冷凍庫で追い詰めると、「オレは喰っていない」と謎の言葉を口にした所で、対象判定が脅威に変更され執行官に射殺されました。

冷凍庫に残された死体の臓器は、全て同一の遺伝子であることから、次は各患者手術歴の執刀医について調査します。手術は50年程前で、人口臓器に入れ替えた理由は謎のまま。次に注目したのは、一連の死体の発生期間。決まったように2週間に一度高齢患者の死亡者が出ていました。殺人及び死体からの臓器持ち去りが目的と見て、病院関係者を疑います。おとり捜査で、急患を送り込んだところ、最初に出てきていた色相にごり掛けの看護師が犯人でした。彼の目的は、死体の内蔵を食べること。ハイパーオーツというPSYCHO-PASSの世界で食糧供給を担う遺伝子組み換え麦のアレルギーだったため、天然の食糧を求めていました。だからといって何故人間の臓器という感じですが。

しかし、彼は殺人については認めませんでした。2週間に一度「遺伝子タイマー」で人が死ぬという情報を与えられていただけ。

なかなかにサスペンス。脚本がかなり練られたものですね。

PSYCHO-PASS 監視官 狡噛慎也 1 (BLADE COMICS)

PSYCHO-PASS 監視官 狡噛慎也 1 (BLADE COMICS)

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