明けましておめでとうございます。このエントリをご覧になった皆様の2015年が良い年でありますように。
私は働き始めてから投資について勉強し、現在も仕事で得た収入の一部を毎月投資に回しています。色々な本を読みましたが、万人にオススメできる「基本」となるのがこのウォール街のランダム・ウォーカーです。新年を迎えて読み返しています。10版まで出てるんですね。
本書で扱う内容は多岐に渡りますが、概ねインデックス投資、パッシブ投資と呼ばれるスタイルを推奨するもの。インデックス投資に関する説明は他ブログの方が現状・メリット等について詳しいのでそちらをご参照ください。おすすめブログを上げておきますね。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
インデックス投資は個別銘柄に投資するのではなく、複数の銘柄を一定のルールで選択して投資しているファンドを自動化・低コスト化したETFという銘柄に投資する手法です。魑魅魍魎が跳梁跋扈する株式市場にあってすべての市場参加者の「平均」を取ることが可能なので、普通の投資家にとってベターな選択です。
私は自分が普通かどうかはわかりませんが、特別な能力のない投資家であることは確信しています。ギャンブルは避けたいという思いもあり、インデックス投資と(ドルコスト平均法ではない)定期的な株式購入を投資戦略の肝に据えてアセットアロケーションを組んでいます。
相場が加熱している時も、絶望感が漂っている時も本書に書かれていることを常に意識することが重要です。インデックス投資を進めていきますが、真に理解すべきなのは個人投資家にとって最も大きな武器は時間だということです。いくらでも待てるし、いつでも現金に替えてやめてもいい、というメリットを最大限活かすべきでしょう。
不穏な噂の絶えないロシアやギリシャ、中国、ブラジルに絶好調のアメリカなどのマクロな要素は無視できませんが、日本に住む一個人が取るべき投資戦略について考えていきたいと思います。
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日本に目を向けると黒田日銀・安倍内閣は、2%のインフレ目指して無期限緩和と市場介入する構えになっています。当然円安が基本路線ですが、為替なんてどうなるかわかりません。そもそも円安なら円安で市場は織り込み済みでしょう。このへんは考えてもどうにもなりません。もっとミクロな視点で。
2015年もNISA枠で100万円を投資することが可能です。含み損を抱えると泣けますが非課税のメリットは大きい。私が投資対象に考えているのは、日本以外の先進国株式を組み入れたETFです。東証でも扱える銘柄が増えているのは嬉しい限り。個別銘柄を対象にするときには、5年というスパンで成長が期待できるかどうかも重要ですが、それ以上に加熱した株価になっていないかどうかを確認します。
インデックス投資は基本ではありますが、私の場合合計すると個別銘柄の買い入れ額の方が大きいです。勤めている会社の従業員持株会なんてのもありますしね。私の会社の従業員持株会は10%購入資金援助が付きますし、利用できるものは何でも利用するべしというのが私のスタンス。個別銘柄に関しては、タイミング投資するからとしか言いようがありません。最近ではルーブル暴落に伴ってJTを買い増ししました。
桐谷さん効果で株主優待ブームも来たような気もしますが、みんなが飛びついた時が天井になる可能性があるので要注意です。とはいえ、確定申告しない給与所得者にとって雑所得20万円までの優待は極めて高い利回りを示す有効な投資法であることは疑いの予知ありません。
まとまりのないエントリに見えますが2015年も淡々と次のことを意識して進めていきます。
BRICsを中心に不穏な空気が漂い、アメリカはシェールオイルで絶好調
日本は黒田日銀が緩和を継続する構え
NISAの100万円を先進国インデックスと、機を見て個別銘柄へ
ゴミを掴まないように注意しつつ、利回りの優れた株主優待は最大限活用
至って普通の内容になっちゃいましたね。本来こういうエントリを書くブログじゃないので勘弁してください。投資に興味を持たれた方には本書が最もオススメだということで。
ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/18
- メディア: 単行本
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- 作者: チャールズ・エリス,鹿毛雄二
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/02/25
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- 作者: ピーターリンチ,ジョンロスチャイルド,Peter Lynch,John Rothchild,三原淳雄,土屋安衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/03
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