ひよどり祥子先生のホラー漫画。1話完結でサクサク読めます。
主人公の岸田純は、霊感があり死者の霊を見ることができます。幼馴染の早川涼子の霊がずっと自分についていますが、見えるだけで霊の声は聞こえません。身振り手振りで岸田に迫る危険を知らせてくれます。
早川さん以外の霊が見えることもありますが、彼ら彼女らの言いたいこともまったくわかりません。見えるだけ。そんなこんなで毎回人が死にまくります。各巻のサブタイトルは「みんな死ぬ!!編」「ここが地獄だ!!編」「2km先まで血の海!!編」「生首列島を往く!!編」といった具合。
後書きによると、作者本人としては主人公が可愛い女の子の幽霊とキャッキャウフフな漫画のつもりらしいですが、なかなかどうしてそんな感じです。
5巻までのあらすじと感想(ネタバレ注意)
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第一話にして、主人公の幼馴染の早川さんが、妄想に取り憑かれた教師によって惨殺されます。霊となった早川さんは身振り手振りで危険を教えてくれますが、声は聞こえません。
主人公の周りには、ナチュラルに危険を呼び寄せる人たちがいっぱい。 考古学者とも冒険者ともつかない父親からあやしい呪いのグッズを送りつけられたり、巨乳でオカルト研究会会長の式野さんは自ら岸田を巻き込んでフラグ立ちまくりの怪異に踏み込んだり。1話完結ですが、地味に式野さんが警察の死体からパクった拳銃を駆使していくところのやり取りにちゃんと設定があり、弾がなくなったらネット通販で補充してます。最後は母親に燃えるゴミとして捨てられたみたいですが。
5巻に至ると死者の数が爆発して殺伐としたギャグの様相を呈してきます。呪われた漫画家の力で、コミケで7万人死んだり死んだり。村一つが、隕石から生まれた寄生生物に滅ぼされたり。
どこまで行くのか目が離せません、このホラー漫画。
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