TOBI先生の恋愛漫画。「お前ら全員めんどくさい」とはまったく違う三角関係渦巻く恋愛漫画です。
タイトルの「屋上姫」はヒロイン霞上澄花(かすがみすみか)の呼称。理事長の孫であり容姿端麗・成績優秀かつ生徒会長というトリプルコンボで校舎の屋上を一人で根城にしていることからそう呼ばれます。学校が出てくるマンガで、頻繁に登場する屋上って実際に入れることは殆ど無いですよね。
毎話無料のwebコミックで公開されていました。再版として4冊のコミックスが出ています。
あらすじと感想(ネタバレ注意)
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黛陽平(まゆずみようへい)は、幼馴染の伊集院結子、源条信忠とともにとある高校に進学。結子が執拗な部活の勧誘にからまれているところを、颯爽と助けていった美しい容姿を持つ「屋上姫」に興味を持ちます。
ある日、屋上から大量の花が降ってきます。泣いている顔の「屋上姫」の姿が見えます。陽平がすべての花を集めて、屋上に行くと澄ました顔の霞上澄花がいました。言葉の綾か、陽平から好きだという言葉が出た後に「付き合ってみる?」と言い出す霞上。こうして2人の交際がスタートします。
この交際は基本的に周りには秘密。そして、陽平は結子から好かれており、その結子のことを信忠が好きという三角関係です。霞上澄花は、陽平のことが好きではなく本当に好きなのはお兄さんのようです。そして、結子が陽平のことが好きだという事にもすぐに気付きます。そんな霞上をよく思えない結子となかなかにこじれてくる三角関係。
陽平は唐突に始まった交際ではありますが、一途に霞上のことが好き。兄のことが好きだという自分の気持を暴露して陽平を突き放しますが、ひるまずぶつかっていきます。最後に明かされる最初の花束の秘密。霞上が愛した兄はすでに亡くなっており、生前に澄花の誕生日に毎年花が届くようにと手配していたために、兄の幻影に縛られていたんですね。
実は自分を驚かせてくる陽平のことを隙になっていたことを自覚する「屋上姫」。屋上で、さらにそこに並べた机の上から陽平への思いを告白します。
いい人しか出てこないからなんでしょうけど、さわやかな読後感。
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