BTOOOM! / 井上淳哉(16)、仲間割れで吉良チームが崩壊、仲間への攻撃で坂本の精神も崩壊

「BTOOOM!」は「おとぎ奉り」の井上淳哉先生によるマンガ。オンラインゲームを現実化した島でのサバイバルバトル。2012年にはアニメ化されました。

坂本達のチップ獲得者を回収しにきたヘリを襲うという作戦が失敗に終わり、高いフェンスに守られた聖域での戦いを終えると、新ルールが追加されました。優勝者を3人のみに限定するという鬼のようなルール。主要キャラの生き残りが3人に限定されてしまいます。

4人でチームを組んでチップ獲得を目指していた吉良チームの崩壊は必須。

16巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

早速吉良チームの足並みが乱れ始めます。最も戦力外の上杉は東郷にBIMを向けます。

坂本たちにも不穏な空気が。そりゃそうですよね。輝夜と蘇我の2人と聖域を脱しましたが、もともとヒミコと織田という仲間がいたことを話していたんですから。

織田対吉良チームは、崩壊していた吉良チームがやられるかと思いきや、メンバーの紅一点樋口が思わぬ戦略に。自爆特攻で織田を撃破しようとします。自分が死ねば、チームの残りが3人になると考えました。リーダー東郷への愛ですね。捨て身の戦略も、織田には間一髪見破られクラッカーBIMが地面に到達する前にキャッチされます。

上杉は結局東郷に怖気付いて逃げ出していました。途中発見したヒミコに体目的で襲いかかります。ヒミコはよく体を狙われますね。足に上杉の顔が近づいた所で、両足を使って全力で締め上げます。BIMを使うことなく格闘で決着。

坂本たちはというと、ここからなんと坂本対覚醒した蘇我対東郷・吉良の三つ巴対決に進んでいきます。東郷から蘇我へのホーミングBIM攻撃を防ぐために、タイマー式BIMを蘇我の近くで爆破させます。これを自分への攻撃へと勘違い。過去の不遇な人生を省みて「自分だけのために生きる」決意を新たにして覚醒する蘇我。ダンスで培った抜群の身体能力を遺憾なく発揮して東郷・吉良の2人に反撃。

坂本に向かって蘇我がBIMを投げつけますが、それは坂本の罠。自分へ攻撃するポイントに予めBIMをしかけていました。しかし、攻撃してきたのが蘇我であることに気付いていませんでした。レーダーでは、動きと位置しかわかりませんからね。ヒミコと合流できるも精神崩壊を見せる坂本。これは輝夜様の出番ですかね。