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とめはねっ!鈴里高校書道部 / 河合克敏(13)、夏合宿も佳境に。一条の書の甲子園連覇を狙う作品が完成。縁は作品のヒント探し

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とめはねっ!鈴里高校書道部 13 (ヤングサンデーコミックス)

帯ギュモンキーターン河合克敏先生が描く高校書道部マンガ。 主人公はカナダからの帰国子女である縁。NHKでドラマにもなりました。

縁は2年になり、ライバル校の鵠沼との合同夏合宿が始まっています。さらに縁が恋心を抱くヒロイン望月結希の幼馴染にして書の甲子園では文部科学大臣賞を受賞(つまり高校生で一番うまい)している一条もはるばる大分から合宿に参加しています。彼の頭には恋愛など小指の甘皮ほどもなく、狙うは書の甲子園連覇のみのようですが。

13巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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練習に励む面々ですが、鈴里高校のメンバーは書の甲子園に出品する作品をどうするか決めていなかったことが判明。望月と一条は三浦宅へ、縁と日野ひろみは図書館へ向かいます。日野とのやりとりで、望月に諸道を辞めることを思いとどまってもらうような作品を書きたいという半分告白みたいなセリフを出す縁。

作品選びにもいろいろあるようです。勅使河原は、自分の作品にしようかと考えられている隷書を軽く一条にディスられて、ニコニコしつつライバル心むき出しに。縁はというと、ちょっと書くことからは離れますが、真剣に自分が書く漢字かな交じりの書を探します。

一条は、書くものを決めると3日間の合宿期間中に仕上げてしまうために、深夜まで怒涛の勢いで書き続けます。そして作品が完成。篆書と呼ばれるジャンルのようですが、私は見ても良さがあんまり良くわかりません。「書の甲子園でトップをとれたら、結希ちゃんと釣り合う相手になれる」という告白をする一条。ここに持って来ましたか。望月の返事は保留。どうなるんでしょう。

縁は、ずっと気になっていた祖母の話に出てきた、三浦先生から情熱を奪い取るほどの作品を書く書道家について聞きます。そして、その作品を見るために単独ではるばる群馬の美術館へ。その作品は漢字かな交じりの書。戦争に関するものでした。東京大空襲で、学校や教え子を亡くした教師である井上有一の作品。その感受性故に大きなショックを受ける縁。筆を持つも、一枚も書けなくなるほど。

最後は、ピースに向かって「怖くて悲しい書」が頭に出てきて書けない悩みを告白する縁。しかし、見た人間の心を震わせるという点で書道をポジティブにも捉えています。次は、縁が一段と進化しそうです。

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