浜田よしかづ先生が描くバトル漫画「つぐもも」。古くなったものに宿る神様のことを「つくもがみ」といいますけど、「つぐもも」は長い年月を経て人間の姿になった「つくもがみ」のこと。「あまそぎ」は、短期間で人間の邪な願いを経てつくもがみとなった物のことです。
あまそぎに取り付かれた人間を救うために戦っていた主人公の一也ですが、人間に捨てられたつくもがみ集団との戦いに突入しています。つくもがみを率いるミウラヒとくくりの戦いはミウラヒが押します。
反撃に転じるために、上岡を覆っていた結界を解除して力を取り戻した所であざみが乱入。ミウラヒの石片を使って、かずやの母親を復活させました。
かずやの母親は、あまそぎに取り憑かれて桐葉に倒されたことは明らかになっていますが、なぜそうなったのかははっきりと明かされていませんでした。14巻の表紙は蘇った一也の母親の奏歌。
14巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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つくもがみに協力していたあざみと乱入してミウラヒを襲ったあざみの2人は、一也が生み出したあまそぎ。そして、そのあまそぎに取り込まれてどうかしていた母親の奏歌。規格外の強さを持つあまそぎで、生み出した一也以外が倒すと強力なすそ払いがあるということで、一也にしか倒せません。
ミウラヒを倒された恨みで襲い掛かるつくもがみ達を一瞬で倒す奏歌。ニコニコしてますがその言動はどことなく邪悪です。くくり、たぐり、カネ爺、すなおが4人がかりで抑えこもうとします。しかし、くくり以外はまったく相手になりません。あざみの攻撃を受けてリタイア。
くくりと奏歌の激しい戦いでしたが、奏歌はあざみを通して戦い方を学習していました。あざみの「かみがかり」を使う奏歌の前にくくりは敗北。くくりは石片を奪われ、桐葉はズタズタに。絶体絶命かと思われたところに現れたのは姉の霞。砂時計のつぐもも砂織とともに奏歌と戦います。しかし、実力ではかなわないため砂織の能力で奏歌を封印します。
封じ込めた黒い球体の中は、砂織の能力で時間が止まっていました。止められる期間は3年。その間に一也は奏歌を倒すだけの実力を身につけなければなりません。
ズタズタにされた桐葉はやはり、死んでしまっていました。石片を奪われたくくりも。終盤に入って重い展開を見せてきますね。そして、修行に入る前に一也は獏楽の力を使って、奏歌や一明、霞の枕から古い記憶をたどることに。
作者の後書きにもあるように、終盤に入ってはいますが後一巻では終わりそうにありません。ラスボスの奏歌がどのようにして生まれたのか気になるところ。
つぐもも(14) (アクションコミックス(月刊アクション))
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