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ストラヴァガンツァ-異彩の姫- / 冨明仁(2)(3)、襲い来る大猿の大群、巨人族や亜人も出てきて本格ファンタジーに

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ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 3巻 (ビームコミックス)

類い稀なる美貌を仮面に隠した、オーロリア王国の女王陛下ビビアンが主人公のファンタジー漫画。

妖精やリザードマン、大猿なんかが出てくるファンタジー世界で、仮面をかぶった王女の日常生活が描かれます。普段仮面をかぶっているので、素顔で街に出ても誰も王女と気付くことはありません。

1巻では舞踏会や酒場で楽しく過ごす風景が描かれていたんですが、2巻に入ってその情景が一変。ベルセルクじゃないですが、人間を脅かす大きな化物たちがビビアンのいる王都に襲いかかってきます。

2巻と3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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1巻でも出てきていた大猿のウンバが、大挙して王都ミテラに押し寄せてきます。次々の殺されていく市民たち。高い壁がありますが、その壁をよじ登ってくるウンバ達。王女自らうって出て、ウンバを倒し城の中に市民を避難させます。

兵糧がギリギリになった王女は、王都を出ることを決断。ウンバ達の動きが鈍る雨を待って、北上してセポイヤと呼ばれる土地を目指します。セポイヤは人間に友好的な巨人族が暮らす土地。セポイヤの巨人族は人間に友好的とは言え、ウンバとの戦いに協力まではしてくれませんでした。ひとまず巨人族の土地で安全に暮らすことに。ビビアンのセリフから、王都ミテラに暮らす1万5千人の内、生き残りはわずか700人だったことが明らかに。

巨人族のタルヴォ王の提案は、ウンバと戦う軍は出せないものの2人を護衛として出すと言います。その護衛に立候補したのが巨人族の姫オラヴィエ。オラヴィエとイルッポと共にウンバに制圧されたミテラの現状視察に対います。巨人族の男は短足で胴が横長なんですが、女は人間と同じ背格好で体だけが大きいので、スタイルのいいオラヴィエのセクシーな迫力はかなりのもの。両手に付けた大きな金属製のナックルを武器にウンバをバッタバッタと倒します。

王都に戻ると、ウンバが襲いかかってきますが、どうも様子がおかしい。凶暴さはそのままですが、息も絶え絶えと言った様子。そして、中心部に向かうとそこには大量のウンバの死体が。

その後の調査で、ウンバがエシンと呼ばれる興奮剤によって凶暴化させられていたことがわかります。森の動物たちの中にも、通常からは考えられないほど凶暴になったものたちが出現。エシンの毒がどこから来ているのか探るためにビビアンは単独で城を出て調査に。ビビアン不在の間の王女の役は1巻でも出てきたように従者たちが引き受けます。

ここから場面が替わって、毒を撒いていた者たちが登場。3巻の表紙に写っている亜人たち。角のある鬼のような風貌。水源にエシンをばらまいています。自分と同じ種族の命でさえ簡単に切り捨てる邪悪な精神を持ち合わせているようです。根城にしている東の大山脈で、頭領と思しき人物が登場します。部下にエシンを飲ませて自ら始末するという凶暴さ。頭領を補佐しているのがゴルモアと言う人物。「共に世界を支配する」というセリフから、この2人がすべての元凶であるようです。他の亜人たちと体表の色や模様が異なっていたのも気になりますね。

1巻とは打って変わったシリアスな展開ですが、ときおり挟まれるセクシーな絵はいつも通り。いろんな意味でこのマンがすごくいいですね。

ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 2巻 (ビームコミックス)

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ストラヴァガンツァ-異彩の姫- 3巻 (ビームコミックス)

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