勝った企業がすべてを手にする拳願仕合トーナメント。1回戦も後半に入って来ました。やはりというか何と言うか、初期から実力者っぽく描かれていた主要キャラが勝ち上がっています。しかし、読んでる限りどちらが勝つのか最後までわからない魅せ方で、絵の迫力もかなりのクオリティです。
主人公は、うだつの上がらないサラリーマン山下一夫率いる山下商事の十鬼蛇王馬なんですが、ちょっと影が薄くなってるんじゃないかと思うほど、他の出場者達のキャラが濃い。
11巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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十鬼蛇王馬の精神世界から始まった11巻。そこで師である二虎に出会います。磨いたとはいえ自分の技がまったく二虎に通用しないとあって「前借り」を使用。前借りによって身体能力は向上しますが、細やかな技が使用できないというデメリットもあることを指摘されます。王馬の記憶が定かではありませんが、「前借り」は二虎以外の人物によって教えられた技のようです。そして、精神世界から出ると大量の吐血。副作用が尋常ではありません。
トーナメント本戦では、一回戦第9試合が行われていました。大規模農場が元になった共同体「夜明けの村」代表の鎧塚サーパインと「あじろ水産」代表の賀露吉成。実は2社とも東洋電力勢力で、この試合は八百長が仕組まれていました。しかし、負ける側のあじろ水産が反旗を翻します。東洋電力による漁港の再開発で発電所を建設されたことを恨んでいました。
ミャンマーラウェイの達人で異常に硬化した骨格を持つサーパインと、ホホジロザメを絞め殺すほどの身体能力を誇る漁師賀露の戦い。驚異的なタフネスと平衡感覚を見せる賀露でしたが、サーパインの頚椎への肘打ちによって敗北します。試合後、あじろ水産の社長は東洋電力の始末屋として動く蕪木浩二に襲われ行方不明に。
次の試合は「栃木ディスティニーランド」の根津マサミと「ゴールドプレジャーグループ」の御雷零の戦い。根津マサミはディスティニーランドの着ぐるみの中に体を折りたたんで入れるちょっと頭のおかしなリーゼントとして描かれてましたが、試合が始まるとその強さをまったく発揮することなく一瞬で御雷に敗れます。今のところ御雷は強さの底がまったく見えませんね。試合が終わって物足りないだろうと御雷にケンカをふっかけてくる呉雷庵。
一回戦も順調に消化して、試合外の戦いも面白くなって来ましたし、飽きさせない展開が続きますね。
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