青の祓魔師 / 加藤和恵(14)、襲いかかるキメラゾンビを倒し、出雲を救出。外道院はお約束のブサイク悪魔化

アニメ化もしているジャンプSQの看板マンガ。

イルミナティにより神木出雲が攫われ、燐たちがその行方を追っています。出雲は稲荷大社の宮司の愛人である玉雲の子としての出自から、九尾を憑依させるための実験体として攫われました。幾度も蘇る力を持つ九尾を利用して、生命力の源であるエリクサーを生成し、サタン降臨に耐えられる不死身の肉体を作る計画。

島根の稲生にあるイルミナティ本部の場所を突き止め、燐たちは堂々と正面から突入。迎え撃つのはマッドサイエンティスト外道院ミハエルが放つキメラゾンビたち。

14巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

分断された燐たち、燐と雪男はあっさりキメラゾンビを退けています。

勝呂は詠唱騎士の武器であるバズーカでゾンビに立ち向かいます。バズーカといっても銃火器としてではなく、魔法弾を打ち込んで魔方陣を展開させる発射筒としての使用ですが。水属性の魔法を打ち込んで、鏡の形状に変化させ、相手に自分の姿を認識させて戦意を喪失させます。

しえみは緑男の幼生ニーちゃんの力で巨大な植物を使役し、ゾンビを土に返します。みんなかなりレベルアップしてますね。全員が揃った所で、ミハエルがゾンビの胎内に仕込んでいたエリクサーカプセルを爆発させます。もはや原型を保つことなく熱源を襲うだけの巨大な肉塊と化すキメラゾンビ。

出雲は、自ら実験体となり九尾に打ち勝って、外道院を倒そうとします。しかし、九尾に飲み込まれ、助けを求める声を出した時に燐がその力を開放します。元は人だったことでゾンビへの攻撃をためらっていましたが、出雲を助けるために全力で怒りを力に変える燐。

九尾に乗っ取られた出雲を助けたのは、意識を取り戻した母の玉雲。自分の命と引換に、再度九尾を自分の体に宿らせます。九尾を使った実験の失敗から自棄になった外道院は、九尾を憑依させるために使った仮面をかぶり、自らの体を悪魔化。ゾンビすら捕食するネクロファージャーと化します。その外道院を、ウケとミケの力を借りて迎え撃つ出雲。

着実に全員の実力がアップしてることを感じさせる14巻ですね。あっさりゾンビを土に返すしえみが凄い。裏切り者の志摩も、上級悪魔を使役していましたし、このクラス才能の塊だったようですね。