亜人ちゃんは語りたい / ペトス(1)、バンパイア、雪女、デュラハンにサキュバス、亜人（デミ）の生活に興味津々の生物教師がモテまくり

亜人と書いてデミと読みます。人間の姿をしつつ、ちょっぴり？人と違う亜人たちが登場するコメディ。バンパイア、雪女、デュラハンにサキュバス、それぞれに個性があり悩みがあります。

超簡単なキャラクター紹介

名前	個性	立場
高橋鉄男	人間	生物教師
佐藤早紀絵	サキュバス	数学教師
小鳥遊(たかなし)ひかり	バンパイア	生徒(1年B組)
町京子	デュラハン	生徒(1年B組)
日下部雪	雪女	生徒(1年A組)

Markdownの表組みを使って見ました。

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1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

生物教師の高橋鉄男は、学生時代に生物学を専攻しており、亜人について研究をしたいと思っていましたが、世論やら倫理やらの問題で許可がおりませんでした。亜人は差別の対象ではなく、ちゃんとした生活保障制度もあり、人々の生活に溶け込んでいます。希少な亜人に出会いたいなと持っていたところ、本編始まって数ページにしてサキュバスの佐藤先生が赴任してきちゃいました。

廊下を歩いていると、具合の悪いクラスメートが出たと小鳥遊なる生徒から知らされます。現場に行くと首なしの女子生徒。ぐったりしている町京子は、頭と胴体が分離したデュラハン。頭はすでに小鳥遊が保健室に持って行ってました。さらに熱中症で倒れて保健室に担ぎ込まれる雪女の日下部。今までの人生で関わってみたいと渇望していた亜人の出現ラッシュ。極めつけは、町のことを知らせに来た小鳥遊がバンパイアであるという告白。

彼女たち亜人ちゃんによって、日常生活の困りごとや相談が高橋先生のもとに次々持ち込まれていきます。語りたくて仕方ない亜人ちゃんたち。

バンパイアの小鳥遊は、日光を浴びるとふらふらしてしまって、血液を吸いたい願望があります。といっても普段は普通の食事で、月一で血液パックを飲んだら十分という体質。亜人ちゃんはどうやら突発的に生まれる症状のようです。双子の妹のひまりは亜人ではありません。

バンパイア以上に不思議な風貌のデュラハンはというと、頭と胴体は結構離れていても平気な様子。岡山まで行った時に、体だけ先に新幹線に乗ってしまって最長で岡山・東京間の距離でも大丈夫だったとか。日常生活では食事やお風呂が大変なようです。なんせ頭だけ離れちゃってますからね。「頭をギュッとして欲しい」なんて先生に言っちゃう町。

サキュバスの佐藤先生、日常生活における悩みは深いようです。地味メガネにジャージという格好、ちょっとでも目立つと相手を催淫、つまり性欲を掻き立てちゃうんですね。集合住宅には住めず、人里離れた一軒家から長時間通勤するという生活。異性を引き付けるのは簡単だけど、その好意がニセモノだと思うと踏み出せません。恋愛の悩みも深そうです。そんな佐藤先生に平然と接する高橋先生に好意を抱いちゃいます。しかし、実は胸が高鳴って仕方ない高橋先生。モテモテですなー。

2巻では雪女の日常生活における悩みが明らかになるようです。9月発売予定か、結構先ですねー。