自殺未遂者達が無人島に放り出されてサバイバルするマンガ。
主人公セイとリヴの2人は、グループを離れて自活することを選択。セイの居たリョウのグループは着々と生活基盤を整えています。水田づくりにも着手し、セイとは肉を物々交換。
一方、もうひとつのグループであるサワダグループはリョウグループを亡き者にしようと画策。女たちにピンポイントでリョウたちのグループの主要メンバーを殺させようとします。この襲撃で、稲作農家出身で水田作りを指揮していたミノルが重傷を負います。
13巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
語られるサワダの過去。薬物中毒でどうしようもないところまで行き着いて自殺していたサワダは、この島に来て思うままに犯し・殺し・奪うことで薬物に引けを取らない刺激が得られることに気づいたんですね。トモが不毛な殺し合いをやめさせようと説得しようとしますが、まったく揺るがない強固な快楽への思いと死生観。
セイたちは順調に漁をして生活できているかと思いきや、サメの脅威に悩まされていました。仕掛けが切られてしまうので、なにか対策を講じる必要があります。表紙にもなっているように、ここからセイとサメとの戦いが始まります。大型の弓というよりも弩弓ともゆうべき武器を作成して、動物の血を巻いておびき寄せた所でズドン。糸を手繰ってそのまま引き上げようとしますが、まったく弱りません。水面があるので若干威力は弱まるということで持久戦に。1日がかりの戦いで、なんとかサメ狩りを終えます。
リョウたちはというと、内臓を損傷したミノルは最後まで水田作りを指揮していましたが、実りを見ることなくみんなに見守られて事切れます。ミノルと仲が良かったボウシはサワダたちに対抗するために武器づくりに精を出します。作っていたのはスリングショット、パチンコですね。しかし威力は凄まじく、ナットを玉にして一斗缶を貫通するほど。簡易ボウガンもそうですし、誰でも使える殺傷力の高い武器ですね。
リョウたちからの連絡を受けたセイとリヴは、結局自分たちに優しくしてくれた人たちを守るため、サワダグループと戦うために戻ることを決めます。
14巻は戦争でしょうね。しかし、サワダグループの女たちがこっそりと何かをしている描写があるのが気になります。
- 作者: 森恒二
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
- 作者: 森恒二
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/06/26
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
関連エントリ
広告