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姉のおなかをふくらませるのは僕 / 恩田チロ / 坂井音太(1)、血の繋がらない姉弟が2人暮らしで交互に料理

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姉のおなかをふくらませるのは僕 1 (ヤングチャンピオンコミックス)

別冊ヤングチャンピオンに連載している原作坂井音太先生、作画恩田チロ先生による料理マンガ。最近結構料理マンガ増えてきましたね。料理も手抜きからこだわり、創作だったりと色々なバリエーションのマンガがありますよね。このブログでもちょくちょく感想を書いています。

この「姉のおなかをふくらませるのは僕」はちょっと扇情的なタイトルなんですけど、れっきとした料理マンガで、2人で暮らす姉弟が交互に料理を作ります。そういう意味ではタイトルに偽りありかも。ちなみに「姉おな」と略すそうですが、これはひどい

1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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出てくる料理は以下の通り、()は作った人。

  • 鶏肉とナス玉ねぎピーマンのトマト煮込み(弟)

  • サンマの塩焼きとエリンギのニセ松茸ご飯風(姉)

  • ほったらかしシチュー(弟)

  • アペタイザーetc(姉)

  • ジャコとしそとガーリック赤唐辛子チャーハン(姉)

  • 焼き白菜とベーコン煮パスタ(弟)

  • 牛肉丼と中華スープとマッシュ里芋(姉弟)

姉の京子は高校生、弟の忍は小学生で良心が再婚同士で、姉は父の、弟は母の連れ子同士という事で2人は血が繋がっていません。そして、その両親を事故で亡くしており、2人だけで暮らしています。

そんな2人ですが、中々に明るい毎日を過ごしています。お互い学校では友達に恵まれ、姉の方はプロレスが趣味という一風変わった大食漢。弟の忍はかわいらしくて、むしろこちらがヒロインかと思わせられます。小学校でもそれなりに女子に思われている様子。

料理の方はというと、忍のほうがしっかりとしていて腕前が高いようですね。家計を心配して買い物をする小学生なんてところがいじらしい。男の子なんですが、京子からは無防備に抱きつかれたりプロレス技をかけられたりと、うらやましい悩ましくも辛そう。

料理を美味しそうに食べるシーンもいいんですが、タイトルにあるように京子が美味しそうにご飯を食べているところを見て嬉しそうになっている忍というのがすごくいい。あんまり今後の伏線みたいなのはありませんでしたけど、両親が亡くなってから2人暮らしに成るまでが描かれることはあるのかな。叔母さんの回想だと、お葬式の時に2人で生きることを宣言したっぽいですが。部屋も叔母さんのものみたいだし。忍と仲のいい女の子のアダ名がロングキスグッドナイトなんて長ったらしいのに、みんなスルーしているのも気になるところ。

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