いいタイトルですね。200ものヒントを2時間で読み込むことで元気になれるならもうけもの。
ちゃんと項目を分けて上手に生きるためのヒントが示されます。幸福、仕事、人間関係、健康、金銭、生きがい、人生それぞれについてのヒント。
幸福のヒント
もち物をふやすよりも欲望をへらすほうが幸福になれる
幸福それ自体を求めるのではなく自分の打ち込める仕事を見つけよ
不幸なのは自分だけと思っているとその人はだんだん不幸になっていく
幸福とは時間を充実させること
より多く望んで苦しむよりもより少なく望んで満足をえよ
いきなり、めっちゃ良いこと言ってますね。仕事とか人間関係ってぜーんぶおまけで、全ての人にとって大切なのは幸福になることですよね。そして、幸福になるとはどういうことなのかわかりやすく説明しています。
幸福かどうかの判定基準は自分の中だけに存在するので、持ち物を多くするんじゃなくて、欲望を減らすことでも幸福になることはできますね。幸福それ自体を追い求める、というのもなんか変な話。納得感があります。
仕事
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努力をする人は多いが工夫をこらした努力を重ねる人は少ない
あれもこれもみなできると考える人は何もできない一生をすごす
名誉とは失敗しないことではなく倒れるごとに起きあがること
人間関係
順境のときは遠くにいても逆境のときに近づいてくる友をもて
この言葉は本当にそのとおりで、苦しい時に離れていく人との関係って薄っぺらい。
友人の昇進を心から喜べたなら自分自身に実力がついてきている証拠
自分が冷たくされるのは自分の中にそうさせる氷があるから
ヒントと言うよりは考察ですね、そのとおりだとは思いますが。
健康
自分の身体のコンディションに素直に従って休養することだ
財産や地位をもってしても健康を買いとることはできない
金銭
人生は海のようなものだから、金という船頭が大切
金があれば何でも買えるようだが青春と生命だけは決して買うことができない
所有はある程度までは人間を自由にするがそれに執着すると人間は支配される
生きがい
形ある財産より形にない希望のほうが勇気を与えてくれる
人は過去の功績に生きるよりも将来の希望に生きるほうがよい
人生
人生は一度きりのもので下書きの分は用意されていない
人生のデザイナーは自分自身だから彩りにあふれたデザインをせよ
冒頭良かったような気がしたんですけど、中盤でちょっとスカスカ感が出てきましたね。どこかで聞いたことがあるような言葉の寄せ集めみたいに思われたらおしまい。
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