ウルトラマンに変身していたハヤタ隊員の息子進次郎が、ウルトラマン因子を受け継いで襲い来る怪獣たちと戦う月刊ヒーローズの看板マンガ。キャッチコピーは「少年の体に宿る正義(ウルトラマン)の遺伝子、運命の子は本物のヒーローになれるのか?」
アイドルの佐山レナ周辺で起こった宇宙人絡みの事件が終わった後、日常生活に戻った進次郎。学校で進次郎にウルトラマンの正体を知っているという1年男子が接触してきます。名前は北斗星司。その後、怪獣が現れたので現場に向かった進次郎のピンチを助けに現れる星司。その姿はまごうことなきウルトラマンエース。
6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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「はじめまして兄さん」と挨拶して両腕を結ぶビームサーベルで怪獣を両断するエース。その腕が戦いの後すぐさま壊れて爆発します。退散した後、ヤプール人とよく似た男と会話する星司、どうやら腕は戦闘用の義手だった様子。エースとヤプール人は敵対関係にあったはずですが、ここで絡めてきますか。
ベムラーにはアダドが接触していました。「あなたが地球に現れた時旅客機を破壊したと聞いたが、映像を見ると守ろうとしていたように見える」と話すアダド。この2人はどちらも目的がまったく見えませんね。今気づいたんですけど、アダド(ADAD)はダダ(DADA)を逆から読んだネーミングだったんですね。
進次郎と諸星が怪獣が現れたと通報があって現場に行くと、そこにはすでにエースに倒された怪獣の死体。「科特隊でボクを雇ってくれませんか」と話す星司は、科特隊で体を検査され正体が明らかになります。体は正真正銘の地球人。しかし、義手や義足も含めて体には地球にはない技術の痕跡がありました。エドによると星司の背後には優秀な技術者の影がある、とのこと。
星司のバックに付いているヤプール人に似た技術者との会話が気になります。「科特隊と目的は同じ」「異星人と地球人が共存できるように邪魔なものを排除している、ボクを助けてくれたあの人のために」。その後の飛行機が墜落したかのような描写からすると、もしかして星司を救ったのはベムラー?
その後、進次郎は絡んできた男から逆にカツアゲしている星司を目撃。最初からウルトラマンの力を持っているあなたとは違う、正義のためには金がいるんだと話す星司と進次郎が、小競り合いからガチバトルに突入。さらに諸星も乱入してきます。完全に星司を殺しにかかる諸星「地球外のテクノロジーを使っている以上、こいつは地球人ではない」。星司の片腕を切り落としたかと思えば、「もとよりボクは地球人ではない」と話しながら首を刎ねます。
たぶん星司は死んでないんでしょうけど、ここで諸星が異星人だったことを告白してくるとは。単純なウルトラマン対怪獣の構図にならず複雑な展開。それにしても伏線が回収されません。
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