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僕だけがいない街 / 三部けい(6)、八代の凶行により植物状態となる悟、明らかになる八代の生い立ち

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僕だけがいない街 (6) (カドカワコミックス・エース)

過去をやり直して未来を変えるを持つマンガ家志望の藤沼悟が主人公のサスペンスマンガ。

2度目のリバイバルで、教師、児童相談所、雛月と悟の母親全員の協力を得て、虐待の証拠を突きつけて母親と雛月を引き離すことに成功。

5巻の最期では、真犯人の八代先生が、とうとう悟を排除しにかかります。雛月の給食費の件でひとりぼっちになってしまった美里を気にかけていると、アイスホッケーの会場で見失ったところにおあつらえ向きに八代先生がいました。彼の車に乗るも、怪しい笑顔で「僕の車じゃない」と発言。

6巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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八代はこれまでの誘拐のことや悟を罠にはめたことを自供し始めます。悟が誘拐を先読みして阻止するべく動いてるのではないか、という疑いを抱き今回の罠を仕掛けました。美里への下剤入りドリンクと白鳥の弁当注文、案の定動き始めた悟。悟のシートベルトは外せないように細工がなされており、その状態のまま八代だけが降りてアクセルにバスケットボールをおいて川に沈められます。

八代のこれまでの人生も明らかになります。殺そうと考える人物の頭に蜘蛛の糸が見えるようになる、という不思議な生い立ち。兄に暴力で従わされ、女児にいたずらする手伝いをさせられていました。八代が見張り役をサボったことが原因で勢い余って女児を殺してしまった兄から罪をなすりつけられそうになった時に、初めて見える兄の頭の上にある蜘蛛の糸。兄を自殺に見せかけて殺害します。

その後、なぜか女児を殺害することに目覚めた八代は凶行を繰り返します。そのことに感づいた婚約者の頭にも見えてくる蜘蛛の糸。婚約者の女性も自殺に見せかけて殺されたようです。いつしか八代自身の頭の上にも蜘蛛の糸が見えるように。その後、悟たちのいるクラス5年4組を担任することになったという経緯。

悟が川に沈められてから15年の月日が流れ、植物状態になっていた悟が意識を取り戻します。小5の状態で記憶が止まっていますが、いくつか重要な部分で記憶が欠落していました。

  • 自分を川に沈めた八代のこと

  • リバイバルによって小5に戻ってきていたこと

そのため、ないはずの記憶があったり妙に絵がうまかったりする自分に戸惑う描写。悟に起きた事件については記憶にありませんが、ケンヤが持って来たファイルでその一部始終を知ることとなります。といっても犯人は逮捕されていませんが。

最後に病院にいるところで白血病の少女と話しているところを記者に撮られるシーンがあるんですが、そこで記者を殴って止めようとしているのはアイリ! 思わぬ所でリバイバル前と繋がって来ました。

悟の記憶が無くなっているので今後の展開としては、記憶を取り戻したり、今の状況からさらにリバイバルしたりといったことが考えられます。八代が植物状態から復帰した悟を放っておくとは思えません。そして気になるのは八代自身の頭の上にも蜘蛛の糸が見えていたということ。アニメ化が決まっているそうなんですけど、マンガと同じ展開だったら見る人いるのかな。

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