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トモダチゲーム / 佐藤友生(5)、裏切りが頻発する友情かくれんぼが終わったら、トモダチゲーム特別編「弱い者勝ちゲーム」

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トモダチゲーム(5) (講談社コミックス)

原作山口ミコト先生、作画佐藤友生のマンガで、別冊少年マガジンに連載されている「トモダチゲーム」。高校生の仲良し5人組が「5人の中の誰か」の借金を返すためにトモダチゲームに参加します。しかし、トモダチゲームは全員の借金を減らすよりも他人に借金を押し付けたほうが「自分だけ」が得をするといういやらしい設計。

1回戦をクリアして、2回戦の陰口スゴロクで主人公の友一が裏切り者の美笠天智をあぶり出した上で3回戦の友情かくれんぼに進んでいます。チーム戦で相手は仲良しバスケ部5人組Kグループ、陰口スゴロクを1人も欠けることなくクリアしています。天智と友一のCグループに運営側のマリアが一人で勝ち上がったという体で加わっています。

フィールドが広すぎて事実上「隠れる役」を見つけることは不可能なんで、「探す役」が食料を届けるときに後を付けるのがセオリー。当然人数の少ないCグループは最初から不利ですが。4巻の最後で、相手の一人が裏切ってCグループに加わる描写があったのが気になるのですが、まさかの展開でした。

5巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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Kグループを崩壊させるために友一が仕込んでいたのはハニートラップ。といっても色仕掛けで簡単に寝返ったりさせるわけではなく、マリアが友一にいいように使われて不憫だという事を印象づけていきます。相手の正義感に訴えかけます。引っかかったのは百太郎。マリアを突き落としておきながら、堂々とマリアに暴力を振るうさまを見て許せなくなり「寝返り」を宣言します。

暴力行為はチーム間は禁止ですがチーム内はOKということで寝返って堂々と友一を殴ろうとしたんですね。キャプテンに尋ねると寝返りはOK。で寝返って友一に殴りかかる百太郎ですが、あっさり返り討ちに会い縛り付けられます。さらに「隠れる役」のいる場所を吐かされることに。ところが百太郎は「隠れる役」の場所を知りませんでした。ここで明らかになる相手の本当のリーダー紫宮京。要所要所で全員を監視してコントロールしていました。

百太郎を引き入れてしまったことで、縛り上げた百太郎を解放されて、百太郎がKグループの誰かを殴れば即敗北という状態に追い込まれていました。友一は百太郎の側を離れて食料を届けることができません。そして京はマリアに「運営側でしょ」「寝返ったほうが面白いよ」と誘惑。マリアを通じて天智の居場所を聞き出され、京に見付け出されてゲーム終了。しかし、勝者宣言はCチーム。

京たちが天智を見つけ出しに、友一と百太郎の2人っきりになった瞬間に友一は相手の「隠れる役」十蔵に電話。相手の借金している人物をキャプテンの十蔵であると見抜いていました。電話口で百太郎を殴る音を聞かせて降参ボタンを押すことを迫ります。自分のせいで他の誰かが痛い目に会うのは耐えられない、ということで降参ボタンを天智が見つかるよりも早く押してしまっていたんですね。

3回戦まで終わって、一次休息ということで解放される友一と天智。しかし、仲良し5人組の現在はとんでもないことになっていました。四部の父親が何者かに殺され、四部が手錠を掛けられて連行されていきます。連行していく刑事は沢良宜の父親。天智の父親が死んだ時も「自殺」と決めたの沢良宜の父親でした。何かを隠している様子で、さらに沢良宜が行方不明だということも明らかになります。ますます沢良宜黒幕説が真実味を帯びてきた所で友一に電話がかかってきます。トモダチゲーム特別編と称して「弱い者勝ちゲーム」を開催すると宣言。会場に友一ひとりで来るよう言います。来れば友一がひどい目に会い、来なければ「友一じゃない誰か」がひどい目に会うというゲームとも言えない内容。写真も送られてきて「友一じゃない誰か」も明らかになります、そこには囚われて縛り付けられた心木ゆとりが写っていました。

この電話をかけてきたのがトモダチゲーム運営かどうかすら、すでに怪しい気もするんですが何のヒントもない以上情報をつかむべく指示された場所に行きそうな友一ですね。沢良宜が借金額を偽っていたことは確定していますし、黒幕なんでしょうけど、ここまであからさまだと返って他の人が怪しくなってきます。第一候補は心木、でもここまで一貫してちょっと足りてない女の子だったのにそんなことあるかな。

トモダチゲーム(5) (講談社コミックス)

トモダチゲーム(5) (講談社コミックス)

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