金次第ですべての電子機器を思うがままに操作できる神アプリおよび神スマホを巡る戦いを描くマンガ。だんだん神アプリよりも神ツールを使った戦いに移行してきました。
神スマホを悪用して死亡したハンターの家に届けられる必ず当選している宝くじを狙うハンターたちとの戦いを制した御子柴のチームM。標的の仮面を倒さなければならない期限が迫ってきています。
9巻と10巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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宝くじは守り切りますが、御子柴に課せられた借金ノルマの926万円はそのまま。宝くじから一部をもらえばいいと提案する立花ですが、御子柴は宝くじからは一円ももらわないとはっきり断言します。お金は入りませんでしたが、今回の戦いの収穫として敵ハンターが使っていた神ツールを手に入れることができました。
そして、予想していた通り戦いは再びハンターから仮面組合の方に移ってきます。拘束マスク、ミイラマスク、木工仮面の前に姿を現したのはカッパーマンという河童の仮面をかぶった男。ステルススマホとディスク・ソーという空飛ぶチェーンソーのツールを駆使します。
仮面組合のやり取りではっきりしたのは、木工仮面はやっぱり下っ端で仮面組合の創始者イプシロンという手に火傷のある男が最も上だということ。イプシロンだけが神スマホをハックしてステルススマホに変えるプログラムを持っていました。そのプログラムを拘束マスク、ミイラマスクにも渡します。
カッパーマンとの戦いは、かなり唐突に始まります。正体は御子柴に近いところにいて、同じマンガ専門学校の生徒。学校の課題でパクリ漫画を描いて出したところをバカにされた生徒にステルススマホを使って復讐するときに御子柴もターゲットになります。
御子柴は借金ノルマ926万円があるにもかかわらず、ハンターとしてさらに賞金を稼ぐための投資として500万円かけて新たなツールGTF103を購入。GTF103は純粋に戦闘に特化していてかなり強力な遠隔操作型ロボットで、麻酔銃を武器にしています。
その御子柴の家に勝手に踏み込んできたカッパーマンとの戦い。GTF103の麻酔銃は、全身を包むスーツに対して無力という情けない弱点が晒されます。さらにディスク・ソーで腕を切り裂かれ、イプシロンがステルススマホに仕込んだ衛星カメラのブロックでゴッドツールズの監視を無力化し、仲間も呼べないという大ピンチに陥ります。ここまで9巻。
御子柴を助けに来たのは、神ツールのハエSPYというハエの形をした監視カメラでストーキングしていた立花。御子柴がクジ泥の野間口からゲットしたフライエアと立花の持つGTガンでディスク・ソーを無効化し、服にあいた穴に麻酔銃を打ち込んで撃破します。その後、なんやかんやで合体することになる御子柴と立花の2人。
仮面組合の拘束マスクとミイラマスクは、イプシロンから渡された名簿を使ってすでに神スマホを一台ステルススマホに変えていました。2台目を探そうというところで、拘束マスクの正体が読者には明らかになります。巻上や立花と同じジムに通っていた南郷という男。立花曰くジム三大変人の一人で誰とも会話することなくひたすらトレーニングに打ち込む男で「ナルシス南郷」とあだ名をつけられていました。さらにジムトレーナーの伊豆見という男が神スマホ所有者で、神アプリを使ってジム会員の女をもてあそんでいることも明らかになります。このジム、神スマホ所有者多すぎでしょ。
名簿に名前があったということで巻上を狙う拘束マスクと、飼ってる女に飽きたという理由で次のターゲットを巻上に定めた伊豆見、という2人の危険が迫るというところで10巻は終わり。
10巻でも御子柴を監視するゴッドツールズの高輪が「御子柴亮は成長してきたな、η計画が楽しみだ」というセリフで伏線を出してきています。イプシロンは御子柴の父親フラグを、手の火傷でこれ見よがしに出してきてるんですけどどうなんでしょう?ミスリーディングかな。
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