勝った企業がすべてを手にする拳願仕合トーナメント。1回戦も最終盤。全16試合で、第15試合「八頭貿易」対「義伊國屋書店」まで進んでいます。
八頭貿易の代表闘技者はタイの闘神と呼ばれるガオラン。対するは氷室に代わって義伊國屋代表闘技者となった金田、将棋に精通し相手の動きを先読みする達人。
14巻で一回戦が全て終了して、ケンガンアシュラ第1部完となりました。
14巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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一回戦第15試合「八頭貿易」対「義伊國屋書店」の続き
金田を認め、本気の攻撃を仕掛けるガオラン。対する金田は先読みで対抗します。10手の攻防で交差する両者の拳、勝利したのはガオラン。ほぼ無傷の勝利ですが、10手もの攻撃をいなしながら反撃を仕掛けた金田の実力もなかなかだった、ということですが実際はかなりの実力差なんでしょう。
決着後、金田が氷室との戦いですでにボロボロの体だったことが明かされます。大量の鎮痛剤を服用して挑んだ試合でした。先読みを発動させるためには、相手の動きを見て覚える必要があり、必然としてダメージ覚悟の戦いとなります。
一回戦第16試合「ムジテレビ」対「大日本銀行」
最終試合ということで最強キャラの滅堂の牙、加納アギトの強さを煽るエピソードから。「滅堂の牙」ってのはどうやら最強の闘技者で代々襲名する呼称のようですね。先代を上回る実力で牙となった加納アギト。かつて若槻武士を完膚なきまでに叩きのめしたことがあるようです。滅堂の養成機関のようなところで才能を見出されたんでしょうか。滅堂の護衛に付いている鷹山という男はアギトに敗れるも、未だ倒す野心を持っている様子。
対する大久保直也は、総合格闘技アルティメット・ファイトのチャンピオンで、総合格闘技では負けなし。
試合が始まると最初は拮抗した攻防に見えましたが、加納はすぐに「おまえはオレに届かない」と不敵な宣言。しかし、ここから大久保が押します。打撃、絞め、極め、投げを継ぎ目なく複合させた技術で連続して攻撃を加え、最後は地面に倒れたところで顔面を蹴り吹き飛ばします。この蹴りはさすがにトドメになるかと思われましたが、インパクトの瞬間に全身を弛緩させて衝撃を全て受け流していました。
次の攻防で、アギトが最強と呼ばれる所以を見せつけます。戦いの中で相手の動きを見て「進化」。大久保の継ぎ目のない打・投・極を大久保以上に使いこなし、テンプルへ一撃。「また一つ強くなれた」という発現、進化する最強キャラというと範馬裕次郎的な奴ですね。試合後、若槻との会話で左ブロックに、若槻より格上の闘技者が2人いるという指摘。割って入った王馬は、雑魚扱いでした。「あの呉は強い」というセリフも飛び出しましたし、雷庵がその格上かな。
一回戦の結果一覧
仕合番号 | キャラ名 |
---|---|
1 | 今井コスモ |
2 | 阿古谷清秋 |
3 | 呉雷庵 |
4 | 十鬼蛇王馬 |
5 | 若槻武士 |
6 | ユリウス・ラインホルト |
7 | ムテバ・ギゼンガ |
8 | 関林ジュン |
9 | 鎧塚サーパイン |
10 | 御雷零 |
11 | 黒木玄斎 |
12 | 桐生刹那 |
13 | 初見泉 |
14 | 坂東洋平(死亡) |
15 | ガオラン・ウォンサワット |
16 | 加納アギト |
左ブロックは1〜8でこの中に、若槻以上の実力者が2人。呉雷庵とユリウスでしょうか。王馬は早速雷庵と戦うことになるわけですね。
右ブロックでは、黒木玄斎と桐生刹那の戦いが結末が読めず楽しみですね。それ以外は、御雷零・初見泉(変な補充がない限り不戦勝で確定)・加納アギトが勝ち上がりそうなんであんまり波乱はなさそう。
後書きによると、各キャラクターが拳願仕合に参加するまでのエピソードを描くケンガンアシュラ0巻の構想があるとのこと。第2部もですが、こちらも楽しみ。
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