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マギ シンドバッドの冒険 / 大寺義史 / 大高忍(8)、野心を見せるシンドバッドがオーム・マドーラ?の奴隷に

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マギ シンドバッドの冒険(8) (少年サンデーコミックス)

「マギ シンドバッドの冒険」は登場人物の一人・シンドバッドを主人公とした、マギのスピンオフ作品。

アルテミュラ編が終わって、シンドリア商会に帰ってきたシンドバッド一行と合流したドラコーンたち。シンドバッドに激しい憎しみをぶつけるセレンディーネと、シンドバッドからすると大きく姿の変わってしまったドラコーンとの対面で驚きを隠せません。

8巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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ドラコーンの姿は目立ってしまうため、人里を避けて移動しなければならず、路銀を調達するためにセレンディーネは髪を売るまでになっていました。シンドバッドへの憎しみを募らせるセレンディーネに秘密で、シンドリア商会と連絡を取ってここまで辿り着く算段を立てていました。

ドラコーンを仲間として歓迎するシンドバッド。ドラコーンは自分の姿について話します。「眷属同化」によりバアルの力と一体化することでこの姿に。本人の「わが身をささげる」という誓いで眷属の姿になるんですね。

ただ、純粋に冒険心を持っていただけのシンドバッドが少しずつ変わってくるシーンも。ここまでうまく行き過ぎたシンドリア商会の拡大とドラコーンという仲間の合流、「俺は運命に導かれている!、俺は『特別』なんだ」という心の中のセリフ。

順風満帆に見えたシンドリア商会でしたが、いきなり大量の負債を背負うという展開に。理由はシンドバッドが留守にしていた間にヴィッテルが嵌められた投資詐欺。詐欺を行った人物はマリアデル商会のマーデルという女性。側に子供の奴隷を侍らせているんですが、本編に出てきたオーム・マドーラとそっくり。おそらく同一人物でしょうね。

交渉術は相手の方が一枚上手で、何より契約は絶対という商人のルールもあり、剣闘試合で決着をつけることに。マーデルは負債を上回るペナルティとして、勝った場合にシンドバッドを自分の奴隷とすることを要求します。その要求を呑むシンドバッド。

剣闘試合でマーデル側の剣闘士として登場したのが未来の八人将であるマスルール。このときはまだ子供ですが、とんでもない怪力で大剣を振り回します。剣技ではシンドバッドがはるか上で、相手の剣を落として峰打ちしようと手心を加えた時に、マスルールが自ら剣を捨てて腹に一撃。ここまでマーデルの策略でした。シンドバッドはマーデルの奴隷となります。

「折檻」と称して長時間にわたってシンドバッドに拷問を加え、心をへし折っていくマーデル。奴隷に鞭打つ奴隷長として出てきたファティマーは本編だと一介の奴隷商人として登場していましたね。ジャーファルはシンドバッドを助けるべくバルバッドのラシッド王に助力を乞いますが、「助けることはできない」「できるのはこうやってお茶をするくらい」と言います。お茶をするだけ、という部分に何かヒントがある様子。

ちょっと進むのがゆっくりになったかな。ヒナホホとルルムの間に元気な双子の女の子が生まれていたんですが、この2人は本編でも出てくるとうれしいですね。半分堕転につながりそうなシンドバッドの覇道を歩もうとする野心的な表情が顔を出してきまし、ただの登場人物の羅列に終わらない心情の変化も出てきて、やっぱり目が離せません。

マギ シンドバッドの冒険(8) (少年サンデーコミックス)

マギ シンドバッドの冒険(8) (少年サンデーコミックス)

マギ シンドバッドの冒険 8 (裏少年サンデーコミックス)

マギ シンドバッドの冒険 8 (裏少年サンデーコミックス)

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