何度殺しても蘇る亜人と呼ばれる人たちの戦いを描くマンガ。
主人公の圭は潜伏先の村で亜人であることがバレ、中野とともに戸崎のもとに向います。佐藤を倒すために、そして自分たちの身分を確保するために交渉し、対佐藤の亜人部隊として組むことに。
6巻は、圭の訓練エピソードと、戸崎に仕えている亜人の下村泉の過去エピソードがメインでした。これから先、出てくるかどうか怪しかった圭の幼馴染の海斗は、少年院を翼の生えたIBMを持つ亜人の手引きで脱走。
7巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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戸崎が佐藤の過去を追うシーンが入ります。戸崎の持つ資料に書かれた「U.S.海兵隊、不名誉除隊」の文字。佐藤の過去を知るカーターという男に会いに行きます。IBMを戦わせた時に混線して入ってきた佐藤の意識から感じた圭による佐藤評は革命家でもなく策士でもなく「遊び人」。
佐藤の本名は「サミュエル・T・オーウェン」、イギリス人の父と中国人の母を持つアメリカ人。1969年、ポーカーフェイスとアダ名されたサミュエルは、カーターたちと訓練を受けていましたが二週間で重病になったという理由で去ります。しかし、後にわかりますが、サミュエルは特別な才能を見出されて別の部隊に組み込まれていました。
1976年、ベトナム戦争終了後、捕虜にされた米軍パイロットを救出する作戦で再開するカーターとサミュエル。サミュエルは「チーム」と呼ばれる隠密部隊の一員でした。100人以上のベトナム強硬派の網を潜りぬけ、一発の発砲もなく完全なステルス行動で捕虜を救出するも、佐藤がその遊び人としての本性を見せます。「プレイボール」という掛け声と共に発砲。その音で、100人以上のベトナム兵の包囲の中、戦いが始まります。退避しながらの戦闘で、笑顔を見せるサミュエル。カーターによればサミュエルは感情がなく、死と隣り合わせの戦闘のスリルだけが生きている実感を与えるという快楽戦闘狂。その戦いで片足を失い除隊を余儀なくされますが、亜人として目覚めて現在の第二ラウンドは始まったわけですね。
佐藤対策を練る戸崎たちですが、亜人による暗殺を目の前で見た大臣が日和ります。和解による休戦を提案。戸崎は私財で傭兵の雇用を継続して、独自に動き始めます。圭も佐藤の性格から、和解するなどありえないことがわかっていました。佐藤たちはというと、次の作戦に「飽きちゃった」といいながら不参加を田中に伝える佐藤の姿がありました。11人を標的にした暗殺ですが、相手の警備も特段変わっておらずスリルが感じられ無くなった様子。
戸崎たちが標的の1人、民間警備会社社長の甲斐のいるビルで佐藤たちの襲撃に備えます。甲斐の秘書も11人の中に名前が入っていました。甲斐は戸崎の大学の同期。強固なセキュリティを誇っていましたが、堂々と内通者の口添えで中途採用されるという手を使って堂々と1人がビルの中に入ってきます。火災を起こし、混乱に乗じてセキュリティを無効化。そのタイミングで、田中ら3人が銃火器で武装して進入。
ここから、ビルに入っている警備会社フォージ安全との銃撃戦になります。といっても警察じゃないんですが。社長の甲斐はすぐさま麻酔銃を使うよう指示。セキュリティをクラックした亜人の手引きで階段を進む田中たちは、以前佐藤がやっていた亜人の戦闘テクニックを3人で回します。一人が撃たれたら、すぐさまほかのメンバーが頭にズドン。これで常時復活しながら自動小銃を撃つ止まらない化け物になるわけですね。圭は田中たちに撃ち殺された警備に混じって死体のフリ。
5,6巻ではちょっと進みが遅くなったかなと思いましたが、佐藤の本性がわかってきて、実戦に入るとまた熱くなってきましたね。
- 作者: 桜井画門
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