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Quo Vadis / 佐伯かよの / 新谷かおる(17)、明らかになるシドのプラン、イエスは赤ん坊に

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QUO VADIS~クオ・ヴァディス~  (17) (バーズコミックス)

夫婦合作の壮大な長編SFマンガ。

ソフィアとルーの2人が死に、人類を死滅させる吸血鬼化ウイルスがばらまかれました。裏で糸を引くエス、という構図だったんですがイエスを操っていた黒幕のシドがフレイアとオーディンの前に姿を現します。

シドはオーディンたちの脳内に埋め込まれたコンピュータの情報を自在に読み取ることができて、すべての情報を管理下に置いているようです。「私には私のプランがある」と話すシド。

17巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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フレイアがアテナに未来について語ります。フレイアたちが活動していた時代の始まりと、現代の延長にある人類の時代には空白の期間がありました。「引き裂かれた時間」とよぶその期間の手がかりを求めていたフレイア、ソフィアの残したデータがその引き裂かれた時間に関連する可能性があると離します。

オーディンとフレイアがオックスフォードに戻ると、シドにいろいろといじくりまわされていました。オリジナルのフレイアが死んだ跡の灰も持ち去られています。

アテナがバチカンでイエスの気配を探した時に、赤ん坊まで戻ってしまったイエスを見つけます。イエスを抱きかかえたときにシドが姿を現します。シドがアテナに語る真実は結構衝撃的なもの。

  • シドが来たのは4億数千年前、人類が発生するはるか前でした

  • アテナがイエスによって奴隷として買われたのはシド(ヨハネ)の入れ知恵

  • イエスの幼体化もシドの仕業。イエスは、情報を全てシドに送る特殊なウイルスを洗礼の時に打ち込まれていました。

一方、オーディンとフレイアはシドと闘う準備を整えて、ポートを使って転送されてきます。レーザーを撃ち込みますが、バリアに阻まれて為すすべがありません。アテナ・イエス・マリアの3人がプランに必要とかたるシド。オーディンがバリアを破る策を練る間にフレイアがシドから、色々と聞き出します。こちらはアテナに語ったことよりもさらに衝撃的な内容が含まれていました。特にイエスとジョシュアについて。物語の結末には何も影響なさそうですけど。

  • ジョシュアは自身の体にウイルスで遺伝子操作して、イエスという子をもうけたことになっていましたがこれは全くの嘘。イエスの父親はオーディン。ジョシュアがオーディンのDNAを使って、マリアに産ませた子がイエス。

  • ジョシュアの動機は「愛しているオーディンを手に入れたい」というもの。愛などという感情を抱いているからAAクラスなのだとシドは断じます。親子という絶対に離れない絆で結ばれたオーディンを創りだそうとしましたが、イエスはイエスだということに気づき、オーディンが手に入らないことに絶望して火口に身を投げていました。

どうでもいいような大事なような、だけど衝撃的な内容。

  • シドは最適化されておらず、フレイアに冷たくあたったのはフレイアの計画がシドのプランの妨げになる、という理由から。

  • シドが本当に心に描いていたプランは、シドとフレイアの2人で遙か過去に飛ぶ、というもの。人類滅亡の分岐点を探そうとするフレイアに対して、人類を作り替えて滅亡を避けることを考えていたシド。

オーディンがバリアを破ろうと、急ごしらえで準備したレーザーを撃ち込みますが、今度は内部からの攻撃を吸収するバリアに囚われてしまいます。アテナに剣を突き立て、返り血をオリジナルフレイアの遺灰に浴びせると、灰からフレイアが蘇ります。「新しい人類の始まりだ」と話すシド、というシーンで17巻は終わり。

ジョシュアとイエスの関係は衝撃的でしたし、ここに来てもまだシドのプランの全貌が見えて来ません。なぜフレイアを蘇らせたのか。17巻で1度だけコーリング博士が出てきましたけど、灰から蘇るのって吸血鬼とどういう関係にある減少なのか、まだはっきりと語られていませんね。クライマックスだけど、まだまだ見せ場がありそうで目が離せません。

QUO VADIS~クオ・ヴァディス~  (17) (バーズコミックス)

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