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オールラウンダー廻 / 遠藤浩輝(17)(18)、マキちゃんとメグル、それぞれの決勝戦

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オールラウンダー廻(18) (イブニングコミックス)

総合格闘技マンガ。高校生で主人公の廻が、全日本アマチュア修斗選手権ライト級に出場して勝ち上がっています。

1回戦では元キックボクサー秦祐樹を倒し、2回戦では足関節技が得意な壊し屋増岡京介を倒して、次なる相手は同じオールラウンダー型の香取舟。ダウンを喫した後、寝技でもポイントを奪われて残り1分50秒まで来て、勝つためには1本かKOが必要となります。

首相撲に隙があるのを見逃さず、アッパーでダウンを奪ってから、下に意識が向かったところをオーバハンドのカウンターからバックチョークで1本を取りに行って極まるかどうかというところ。

17巻と18巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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準決勝 高柳廻 vs. 香取舟の続き

バックチョークは極まらず、寝技に入ってから香取の三角締めをいなしてから再びスタンドになります。ポイントはほぼ互角でしたが、大外刈りでテイクダウンを奪われ、抑え込みの姿勢に入られます。これで決着かというところで、香取が油断して腕をクラッチしていないところを見逃さず、相手の右肘を極めかけたところで試合終了。

判定は、30対30で審判の旗判定まで持ち込まれて、メグルが勝利。決勝進出を決めます。

準決勝 山吹木喬 vs. 加賀谷健

メグルに勝ったこともある柔道出身の加賀谷と、左ミドルだけでKOを量産する空手家の喬の戦い。喬の左ミドルをガードしつつ、受けきれる威力だと見切りをつけてオーバーハンドで飛び込んだところに右ストレートのカウンター。体制が崩れるも左ハイをガードしようとしたところで、本気の左ミドルをレバーの撃ち込まれて19秒で決着。

牽制の左ミドルをわざと威力を抑えて誘いこみ、耐えられると踏んだところで本気で打ち込むという完璧な勝ち方を見せます。

これで決勝はメグルと喬が当たることになります。各々苦手意識のある相手と当たることになるメグルとマキが励まし合います。といっても、マキは喬の戦いっぷりに感心していて逆にメグルを落ち込ませたりしてるんですが。

決勝 神谷真希 vs. 長峰綾子

シンプルにムエタイの左ミドルで蹴って蹴って蹴りまくるマキと、ハードパンチャーの長峰の試合。

リーチで勝るマキがガードの上から左を蹴ります。狙いは相手の上体を起こすこと。浮いた状態からは力のこもったパンチが打てません。マキちゃん優勢かと思われましたが、先に距離感をつかんだのは長峰でした。タックルフェイントを織り交ぜてのパンチを喰らい始めます。

寝技はできませんが、コーナーでバックを取ってからスナップを利かせて何度も顔面にパンチを撃ち込み、1R終了時にはマキちゃんは鼻血を吹き出すほど。これ以上パンチをもらって血が止まらないようだと、TKOになります。

2R、まりあの指示は、「タックルを切って蹴りまくる」というスタイルから、「タックルを切らずに蹴りまくる」に変えるというもの。テイクダウンを取られることでポイントを失うことを厭わず、蹴りまくっていると長峰が自分でも気づかないうちに後ろ脚に体重を乗せ始めます。タックルに行って最も怖いのは、膝をもらうこと。蹴り続けられたことで少しずつ意識がそちらに持って行かれていました。

長峰はポイントでリードする中、蹴り足を取って倒したところで、ブレイクからスタンドにするかパスガードにするかの選択を迫られます。蹴りを受け続けた痛みから、サイドに回って抑え込みに行ったところでマキちゃんは、カウンターの横三角締め。練習なしのぶっつけ本番でセンスだけで決めた絞め技を極めてマキちゃんの逆転勝利となります。アマ修斗全日本優勝という快挙。

決勝 高柳廻 vs. 山吹木喬

お互い手の内を知り尽くした二人の戦い、喬が優勢に進めるかと思いきや最初にダウンを取ったのはメグルでした。加賀谷を倒したのと同じパターンで右のオーバーハンドにカウンターを取ろうとする喬でしたが、その右をフェイントにカウンターをくぐってのアッパーでダウンをとります。

畳みかけようとするメグルですが、ダウンを取られたはずの喬はかえって冷静にKOを狙わずボディを中心に淡々と攻撃し続けます。試合のダメージが残っていてボディがきついメグルは前蹴りを喰らいはじめ、フェイントから顎にけりを入れられてダウン。

焦ってタックルに行ったところをしっかりと切り、寝技でもポイントを取って1Rを完全に奪われたメグル。古屋は「喬はすごい」と思い込んでいるんじゃないかと問いかけます。「あいつはもうお前を見てない」とも。技術的なアドバイスはなしで、喬に対して委縮せずに吹っ切って戦わせようとします。

あらゆる点でメグルを上回っていると思っている喬にプレッシャーをかけるには、空手で上回るしかないということで、2Rが始まるとメグルから右ミドルを蹴ります。ガードされると次は、ブラジリアンハイを喬の肩に打ち込みます。すぐさまジャブを返す喬ですが、追撃してきません。

「チャンスだぞ!」という声を聞いて首相撲に持ち込むと、距離なしのアッパーを見舞います。喬が後ろに回ってバックチョークを極めてきますが左腕が極まっていません。ブラジリアンハイで左肩を痛めていました。打投極が回り始めて、今度はメグルが喬のバックを取ったところで18巻は終わり。

連戦のダメージを感じさせず、勝敗がどちらになるかわからないところまでもつれこんできましたね。展開の遅さは相変わらずですが、マキちゃんにメグルと攻守がどんどん入れ替わってハラハラする試合展開が続いて面白い。

オールラウンダー廻(17) (イブニングKC)

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オールラウンダー廻(18) (イブニングKC)

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