嫌韓でネトウヨとネトウヨを叩く人たちを炊きつけて、売上を伸ばすことに味をしめた青林堂が送る熱血テコンドー漫画、のフリをしたギャグマンガ。帯に書かれた煽りからすでに芳香が漂ってきてすごいことになっています。
列島民族チョッパリは反省しろ!
世界最高民族韓国人を尊敬しろ!
韓流ファンタジー満載のテコンドー最強伝説だ!!
世は韓流!この世のすべては韓国起源!!世界文明宗主国・大韓民国に全人類の名により心から感謝!
いろいろ思うところはあるんですが、とりあえずあらすじだけでもシニカルに笑える部分はあります。2007年に雑誌の休刊で連載が終わったんですが、2015年7月になって突如1巻発売となりました。さらに12月からは、続編も。
あらすじと感想(ネタバレ注意)
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覇皇会が開催する武闘大会への参加するため、朴星日(パクスンイル)は、覇皇会空手の支部を道場破りしてまわっていました。並み居る空手家たちを奥義「重根(チュングン)」で倒していました。その腕を認められ、武闘大会へのエントリーパスをゲットします。
大会賞金36億円も魅力的でしたが、最大の目的は大会に来る覇皇会館の館長を打ち倒すこと。10年前、道場破りにやってきた覇皇会館の創立者・覇皇によって、韓国テコンドー界最強のアポジ(父親)を倒されていました。覇皇には重根が効かず、未完成の奥義「統一(トンイル)」を繰り出してダメージを与えるも、覇皇空手奥義「大東亜共栄拳」によって葬られます。
テコンドー最強を証明するため大会に参加した朴は、強敵たちを退けて本線に勝ち上がっていきます。朴以外にも重根を使って勝ち上がる男の姿が。アポジが殺されたときに生き別れていた兄の朴英日(ヨンイル)でした。金正日将軍様のもとで修練を積み、覇皇を倒すべく大会に参加した英日。
大会の裏では、政局を操り何かを企てる覇皇の姿がありました。並み居る強豪を打ち倒し、決勝まで勝ち上がった2人は、決勝戦をジャンケンで勝敗決めするという大会の価値を貶める行為に出ます。それを見て、姿を現した覇皇は2人まとめて相手をしてやると挑発。
覇皇がその力を見せつけて朴兄弟を蹂躙するのと時を同じくして、覇皇の傀儡と化した阿倍野総理は核兵器保有を宣言し、全世界193ヵ国に宣戦布告します。覇皇の野望を止めるため、朴兄弟が力を合わせた時にアポジの霊が語りかけてきて奥義「統一」がとうとう完成します。統一は南北にわかれた2人が手を取ったときに繰り出せる合わせ技でした。統一で覇皇を打ち破り、テコンドー最強を証明するとともに世界に平和が訪れます。
どこまでも挑発的なストーリー。原作者の白正男氏はおそらく実在しないペンネームで、実態は原作が編集者・出版社でしょうね。このエントリは続きを書くための前フリです。いろいろと感じるところがあるので書いてみます。
- 作者: 山戸大輔,白正男
- 出版社/メーカー: 青林堂
- 発売日: 2016/01/15
- メディア: Kindle版
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- 作者: 山戸 大輔,白 正男
- 出版社/メーカー: 青林堂
- 発売日: 2015/07/01
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