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弱虫ペダル / 渡辺航(44)、ついにベールを脱ぐ岸神小鞠の実力

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弱虫ペダル 44 (少年チャンピオン・コミックス)

渡辺航先生の国民的自転車マンガ。坂道にとって2年目のインターハイ2日目、鳴子・今泉と坂道と手嶋・青八木と鏑木と3つに分断されてしまった総北のピンチが続いています。

箱学は6人を揃えて、ゴールに向かっています。追い打ちをかけるように、手鞠が率いる京伏の5人が追い上げてきて総北を抜いていきます。

44巻は主人公のいる総北ではなく、箱学と京伏の戦いがメイン。ついにベールを脱ぐ岸神小鞠の実力。

44巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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今泉と坂道と手嶋は、早く鳴子と合流したいところですが手嶋が消耗していることもあってスピードを出せません。フラストレーションがたまっていく今泉。

箱学に京伏がおいついたところで、5km先の2日目スプリントラインをかけた勝負が始まります。箱学はキャプテンの泉田が銅橋に声をかけたので、銅橋が出るのかと思いきや泉田自身がスプリントに出ます。

京伏は、完全に御堂筋が出るような雰囲気でしたが、後ろから岸神が飛び出します。異常なまでに筋肉に執着する岸神が、泉田自慢のアンディとフランクに触りに行きます。この飛び出しは御堂筋も予想外、といった雰囲気。

泉田と岸神のスプリント勝負は、やはり圧倒的な筋肉を持つ泉田がリードする形で進んでいきます。しかし、岸神は細かい筋肉の震えで泉田が加速する瞬間に反応してついていきます。さらに、自分を筋肉を喰う美食家だと言い、泉田を抜いてリードするほどのポテンシャルを見せつけます。泉田がジャージを締めて本気を出すと、岸神もサングラスをかけて前方の筋肉だけに集中することでさらにスピードアップしてついていきます。

御堂筋が岸神と初めて出会ったのは、2人が中3と中2のころ。岸神は京都の大きな屋敷の息子で、自分の心を包み隠すように教えられ育ってきました。おとなしい読書少年だった岸神が唯一興味を欠きたてられたのはヒトの体。躍動する筋肉を見るために、伊達メガネをかけて本を読んでいるふりをして自転車レースを観戦します。御堂筋の自転車に懸ける純粋な目でのぞき込まれ、自分の隠していた本心をさらけ出します。「筋肉を触りたい」という一心で御堂筋についていくために自転車を始めた岸神。常人をはるかに凌駕するペースで上達していきます。

そして、御堂筋にさらなる良質な筋肉が居ると言われてインターハイへ。筋肉への欲望をすべて開放して最後の700mストレートに並んだまま飛び込みます。ゴール付近では、ペットボトルを落としてしまった女の子が。去年のコーンと同じように、わずかな躊躇が勝敗を分ける展開になりそうです。

御堂筋に負けるとも劣らないキモさを前面に押し出した岸神のキャラクターが明らかになりました。端正な顔立ちで筋肉を見ながらハァハァ言ってるなんて、弱虫ペダルファンの女性が放っておかないでしょうね。

弱虫ペダル 44 (少年チャンピオン・コミックス)

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