亜人ちゃんは語りたい / ペトス(3)、サキュバスが高橋先生を誘惑していろいろ語りたい3巻

亜人と書いてデミと読みます。人間の姿をしつつ、ちょっぴり？人と違う亜人たちが登場するコメディ。バンパイア、雪女、デュラハンにサキュバス、それぞれに個性があり悩みがあります。

超簡単なキャラクター紹介

名前	個性	立場
高橋鉄男	人間	生物教師
佐藤早紀絵	サキュバス	数学教師
小鳥遊(たかなし)ひかり	バンパイア	生徒(1年B組)
町京子	デュラハン	生徒(1年B組)
日下部雪	雪女	生徒(1年A組)

２巻の最後は、美少年なクルツと宇垣という名前の刑事が学校に登場しました。2巻では雪女のヒミツが色々わかりましたが、3巻は表紙にもなっているサキュバスのヒミツがいろいろ語られます。

3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

クルツの正体はわかりませんが、宇垣が佐藤先生や高橋先生と話すシーンからサキュバスにまつわるいろんなことがわかります。宇垣は警察の中でも比較的暇な亜人課に所属していました。亜人がかかわる事件のほとんどは、サキュバス絡み。ということで宇垣は佐藤先生が学生だった頃からの知り合いでした。

佐藤先生の様子から、宇垣は好きな人ができたのだと看破。催淫されなかったことで高橋先生に好意を抱いていましたが、宇垣は催淫されない男なんていないと言います。つまり高橋先生は、佐藤先生に気をつかって催淫されたこと隠していたということ。そのことに気付いてまた佐藤先生が高橋先生への思いを募らせちゃいます。

しかし、ここから悪ノリして、宇垣に焚きつけられたことで、高橋先生が催淫された姿を見ようと佐藤先生が直接誘惑しにかかります。文献だけではわからないこともあるだろうということで「少し体験してみますか？サキュバスの催淫・・」と言い、おもむろにジャージの上着を脱ぎます。必死にリアクションを抑える高橋先生の様子がいじらしい。最後はお約束とも言える展開で顔を真っ赤に。

サキュバスのことが語られる3巻でしたが、他の亜人たちもコミカルなやり取りを繰り広げています。といっても、そちらは亜人の生態よりも各キャラクターの持ち味とった感じですが。デュラハンの町は、以外にも学年トップを狙える学力の持ち主でした。日下部はそこそこできて、ひかりは全然ダメというわかりやすい学力差。

2巻の終わりから、びっくりする展開があるのかなと思いきや、新キャラが出てきただけでほっこり続く3巻でしたね。クルツはサキュバスの催淫が効かないということで彼もまた何かの亜人かな？