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強殖装甲ガイバー / 高屋良樹(32)、ガイバーⅢ対クルメグニク・ジャービル、30周年突破記念対談、盛りだくさんの32巻

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強殖装甲ガイバー (32) (カドカワコミックス・エース)

強殖装甲ガイバーは高屋良樹先生が描く不朽の大河アクション。連載期間は30年に及びます。アプトムと晶、ゼウスの雷、クロノス、クロノスの造反勢力とガイバーIIF、アポルオンなどの複雑に絡み合う各勢力。

ガイバーIIFという重要な新キャラや、死んだはずのギュオーが復活して登場するなど、高屋先生はガイバーを収束に持っていくつもりはまったく無いようです。遅筆もあり、ちゃんと終われるのか?という疑問を抱かずにいられません。

32巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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ギュオーを追うアポルオンとガイバーI晶

アポルオンとガイバーIの2人を相手にしてはかなわないということで、ギュオーはダミーを作って死んだように偽装して離脱。建物が崩壊するように仕込んで置き、周辺被害を抑えるためにガイバーIが手を取られるのも計算の内でした。

ギガンティックXDで建物の倒壊を防ぐと、そのままアポルオンに掴みかかり、哲郎と瑞紀の居場所を問いただします。アポルオンは「身の安全は保証する」と話し、ギガンティックXDの手首から先を切断して姿を消します。どんな鋭利な刃物も通用しないはずのXDの手を切断するアポルオンの力。

アルカンフェルと暮らす哲郎と瑞紀

アルカンフェルが安置されていた無人島に連れてこられた兄妹の2りは、なんとアルカンフェルとレストハウスで日常生活を営んでいました。ときどき、何者かの手で物資が転送されてくるので生活には困らないとか。アルカンフェルとゲームで戦う哲郎というシーンも。

ある日、ギガンティックXDの手首から先も転送されてきます。アポルオンの能力はやはり空間切断と転送ですね。無敵っぽいですが、弱点はあるんでしょうか。アルカンフェルがちょっと幼い感じになって普通に生活しているのが気になります。

クルメグニクの秘密基地を襲うゼウスの雷

カラコルム山脈にあるクルメグニクの秘密基地に来たジャービルは、ギュオーがアポルオンとの戦いで敗走を余儀なくされたことを知ります。ゾア・クリスタルを持たないギュオーまで狙われたとあって、アポルオンの目的がわかりません。

2人が話していると、脱出用の地下リニアが爆破されたという報告が入ります。間髪入れずレーザー攻撃で基地が破壊されます。基地を襲撃したのは、ガイバーIII顎人率いるゼウスの雷。

ガイバーIII相手に実力を出し惜しむ余裕はないということで、クルメグニクとジャービルはすぐさま本気モードになります。2人の合わせ技でしょうか、クルメグニクが球体で心臓部に入った漆黒の巨人へと姿を変えます。

晶との戦いで手に入れたギガンティックとの戦いのデータをもとに自らも手に入れたギガンティックダークで戦う顎人。XDのセンサーでも内部を透過できない闇の体の実態をつかめません。さらに、極度の圧縮した空気をいたるところで爆発させる力や雷雲を読んで竜巻を起こす力でXDを破壊しようとします。

ジャービルが闇の体、クルメグニクが圧搾空気を操作する力の本体でしょうか? 山を破壊するほどの巨大な竜巻をぶつけられたXDですが、その竜巻スーパーセルが徐々に小さくなって消滅します。さらに、XDの腕がどこからともなく現れクルメグニクの本体をつかみます。顎人も空間操作の力を手に入れたんでしょうか。

30周年突破記念スペシャル対談

30周年突破を記念しての高屋先生とスペシャル対談するのは、ガイバーをどこよりも早くフィギュア化したホビーメーカのマックスファクトリー社長MAX渡辺氏。いろいろ語られています。

  • 単行本1巻で終わらせるつもりが30年の連載に。最初はガイバーを終わらせてからHなラブコメを描くつもりだった。

  • 12神将にかわい子ちゃんを入れておけばよかった。

  • 劇中で何年経ったかは訊かない方がいい。今のところ、ケータイやスマホを描かずにやりすごしている。

  • 31年目の抱負は完結させること。

などのぶっちゃけ要素を含みつつなごやかな対談。やたらアプトムがfigma化されていたのは、作者推しじゃなくてMAX渡辺氏がアプトム大好きだからでしたか。自分の好みをビジネスに反映させちゃうところ、私は好きですよ。

32巻も内容を見ると濃密すぎるくらいなんですが、相変わらず話は全然進んでいません。クルメグニクとジャービルが倒されるとして、アポルオンとアルカンフェルの居場所は誰もわからないので、顎人は倒しに行きようがないんですよね。バルカス翁と正面切って戦う理由は晶たちにもありませんし、どことどこをぶつけていくのか。

強殖装甲ガイバー (32) (カドカワコミックス・エース)

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強殖装甲ガイバー(32) (角川コミックス・エース)

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