タイトルの「バギーウィップ」は、テニスにおけるショットの名前。馬に鞭を打つような動きで球に高回転を与えることによる、ボールがポールの外を通って相手コートに入るようなショットを指します。
「ベイビーステップ」のような練習と試合の描写、「おおきく振りかぶって」のようなキャラクター設定のテニス漫画。
1巻と2巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
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淵ヶ谷高校テニス部の1年生で主人公の原田新(アラタ)は、5年間プレイしてきても初心者レベルで、勝ったのは中2のときの公式戦1回のみ。そんな新に目をつけたのが、元プロでケガで引退した上級生の佐倉。新の脚は、腿の裏のハムストリングスだけ異常に優れており、短距離のスピードだけは目を見張る物がありました。
佐倉にフットワークを徹底的に鍛えられた新は、新の親友で埼玉2位の白田との昇降戦で相手の球を次々に拾ってプレッシャーを掛け、ミスを誘って勝利します。
埼玉で4人だけが行けるインハイを目指し、体力強化練習する新。南部地区大会で4回戦まで突破しますが、両足に限界が来て棄権となります。ベスト32まで入ったことで、埼玉県予選会の出場権は得られました。
埼玉県予選会で初戦の相手は、第4シードの飯郷。白田は「飯郷さんに勝てる確率は1%か2%くらい」といいますが、「2%も?」と自分に勝てる可能性があると言われたことを新はポジティブにとらえます。
試合が始まると、飯郷は新がギリギリ取れるか取れないかというショットを打ってきて、2ゲームを捨てて脚を潰しにきます。序盤2-0でリードするも、脚が消耗したところでギアチェンジして一気に突き放されます。2-3になってから、ボールをセンターに集め始めた新。第2の作戦で、体にまとわりつくショットを織り交ぜて3-3とします。
拾えさえすればコートに返せるってことで、バギーウィップも出てますし地味ながらショット力もある主人公ですね。脚力だけじゃない。
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3巻のあらすじと感想
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