1巻と2巻のあらすじと感想
体力不足ながら飛び抜けたハムストリングの持ち主である新と、元プロでケガで引退した上級生の佐倉、2人が組んで下剋上を目指します。埼玉で4人だけが行けるインハイを目指し、南部地区大会でベスト32。埼玉県予選会の初戦で第4シードの飯郷と対戦します。
早いですが、3巻で打ち切り?なのか、完結となりました。
3巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
飯郷との対戦では、その脚力で粘り倒し、要所要所で佐倉の作戦で立ち位置を変えて奇跡的な逆転勝利となります。2回戦にも勝利してベスト32に入り、3回戦は棄権。ベスト32に入ったことで、インターハイ埼玉県予選に進出します。
埼玉県予選はシード1位で、全国大会常連の沼越が相手。どうやっても勝てないという佐倉に反発する新。佐倉の指示を無視してオーバーワーク気味の練習を重ね、怪我でプロを引退した佐倉の逆鱗に触れます。佐倉に見捨てられた新に興味を持って近づいてきたのは、女子の2年夏籠杏(げごもりアンズ)でした。夏籠は、昨年のインハイでシングル2位の実力者。夏籠と一緒に練習することで、新はこれまで持っていなかった闘争心を身につけていきます。
沼越との対戦の日、佐倉は夏籠と御門に引っ張られて新の試合を見に来ます。沼越の圧倒的な守備力とカウンターにいいようにやられる新。1セットマッチでゲーム4-0となったところで心が折れたかに見えましたが、鋭い眼光を放つ新はバギーウィップで1ゲームを取って4-1とします。しかし、最終的には6-3で敗北。新は試合後、佐倉に話しかけます。佐倉の言う通り、自分の足をセーブしながら、要所で解放していたことを話す新。勝つためには佐倉の協力が必要だということを訴えて、2人は仲直りします。
俺達の戦いはこれからだ、的な終わり方で一気に3巻で完結となりました。5年間勝ててない設定の割に、新の強くなるスピードが早すぎて、唐突な展開の連続になっちゃったのが厳しかったのかもしれません。
- 作者: 大野すぐる
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/09/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
広告