脱税の罪で実刑判決を受けたK-1の創始者・石井館長。1年間の刑期を終え静岡刑務所を出所した石井館長だったが、その直後、トラックにはねられ即死。そしてその魂はなんと女子高生・ケイに乗り移ってしまう!
K-1創世記から20年――格闘界のフィクサー・石井和義が女子高生に憑依(!?)し、もう一度「空手」に向き合う青春浪漫ストーリー。
3巻までのあらすじと感想(ネタバレ注意)
石井館長が女子高生に憑依するというパワーワードがあらすじの全てというわけではなく、中身に空手と格闘ビジネスを知り尽くしたおっさんが入った女子高生がいろいろ奮闘するという筋立てになっています。
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父親が他界し、道場をついで切り盛りする女子高生の一ノ瀬ケイでしたが、抱えていた夫妻をどうすることもできず自殺を選びます。そのけいに憑依したのが、交通事故で即死した石井館長でした。
道場は放火で失われますが、アイドルを警護する仕事を引き受けてストーカーを撃退します。
放火犯ながら目撃者を抱き込んだ師範代の御国ハジメは、女子格闘技イベントを興行しようとしている巨大資本の湯木スーパーメソッドジムとつながっていました。一ノ瀬ケイの強さに目をつけたオーナーは、ユニバーサル・ガールズ・トーナメントの開催を決定します。
8人の参加者のうち、キック界の王者、ボクシング元ヘビー級チャンピオンの娘、テコンドー元日本代表、水泳の現役メダリストの4人が決まり、残り4枠を争うことになります。
あとがきを見るとわかりますが、石井館長は原作者ではなくアドバイザー的なポジションで、出版社が立てた企画モノですね。女子格闘モノというよりは、格闘技ビジネスに寄っているような気がします。
K-1観てただけで格闘技の知識ゼロながら、プリキュア好きだから引き受けたハナムラ先生。
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