氷の魔女を名乗るユダそっくりの女が、ユダを木に変え、すべての生命を礎に地球を再生させようとしています。トガタは、心を読む祝福者に「女の体に覆われた男」と言われて激高し、アグニの前から去ろうとします。
5巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
トガタは性同一性障害でした。手術で男になりたいところですが、それも再生の祝福で無理。心の弱さを暴かれ、取り乱します。
アグニは、トガタにドマに会いに行って復讐をちゃんと終わらせると言います。ドマと対峙したアグニは、自分の村を燃やしたドマをの恨みを述べます。村人は誰も殺しておらず、罪もなく、自分の肉を食べていただけだと。しかし、ドマはそのことに気づいていました。人肉を食べることを覚えた村人たちは、アグニがいなくなれば、他の人を襲って食べるだけだと言います。
自分もアグニの村人も間違った教養で洗脳されてしまったから怒ったことだと言うドマ、アグニもまた復讐のために無関係の人達を巻き込んだことを考えてしまい、ドマを殺せません。
しかし、ドマのもとから去っていく途中で、気がついたらドマとその家族を皆殺しにしていました。最後に残ったドマの子供は、凍った湖の上にアグニを連れ出し、アグニの熱で氷が割れて2人は沈みます。
沈んでいくアグニを助けたのはトガタ。アグニを泳いで助け出し、ドマの炎が体に移り、「生きて」という言葉を残して燃え尽きます。
自分こそが世界にとって悪役だったと気づいたアグニにさらに追い打ちをかける光景が広がります。巨大な木となったユダが、その根を人々に突き刺して、命を吸い取っていました。氷の魔女は、「後はキミが死ぬだけ!キミがやられる所を見せて!私にカタルシスを頂戴!」と言い放ちます。
- 作者: 藤本タツキ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/02
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 藤本タツキ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/06/02
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
関連エントリ
広告