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ハピネス / 押見修造(4)、黒く染まる勇樹、家族に別れを告げる誠、五所さんに接触してくる謎の男桜根

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ハピネス(4) (週刊少年マガジンコミックス)

冴えない高校生だった少年が、吸血鬼の少女に襲われたことで少しずつ人間から吸血鬼へと変貌していき、穏やかだった日常が壊れていく押見修造先生のマンガ。

勇樹と絡んでいた男たちにボコボコにされたところで、勇樹が助けに来ますが、誠の心の声を聞いたのかサクという吸血鬼の少年も引き寄せてしまいます。男たちは殺され、勇樹も吸血鬼に。

誠を殺そうとしたサクはノラのよって殺され、勇樹は吸血鬼に変わった後で母親を殺してしまいます。母親の血を吸って殺したことを明るく話す勇樹は、誠と一緒に逃げようと言います。どこにも逃げられないと言う誠は、勇樹をノラのところに連れていきます。

4巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)

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勇樹のにおいをかいで「こいつからは真っ黒なにおいがする」と話すノラは、勇樹を殴り始めます。ノラが行こうと誘うのは誠一人。「殺す」「おかあさん」とつぶやいた勇樹は、ノラに襲い掛かり脚の肉を喰いちぎります。顔に食いつこうとしたところで、腕を入れて止める誠。

「戻ってきて」「僕を助けた勇樹くんに・・」

「うるせえ・・・」「お前に何がわかる!?」

勇樹は吸血鬼特有の異常な夜の高揚感に包まれたまま、外に一人で飛び出していきます。

数えきれないくらい人間を殺して血を吸い、人間だった頃の気持ちを失くしたと話すノラですが、誠を襲って血をすすったときに思い出したと言います。ノラにとって誠が特別だったから、サクを殺して助けたんですね。血さえ飲めればいいんじゃないかと言う誠は、一緒に行く条件としてノラが誰も殺さないことを提案します。その提案を飲むノラ。

行方が分からなくなった誠と勇樹を探す五所さんと菜緒。勇樹の母親が亡くなったことが隠されているかのように報道されないことをいぶかしむ五所さんに、妹を吸血鬼に襲われて亡くした桜根という男が接触してきます。

菜緒の前には勇樹が現れ、匿ってほしいと言います。部屋に勇樹を入れますが、血への誘惑を抑えきれない勇樹は、その衝動を性欲に変えて菜緒との行為にふけり始めます。部屋から出てこない菜緒を問い詰めようと父親が扉を無理やり開けた時に、その様子を見てしまいます。父親は勇樹に暴力を振るい始めますが、首をかみ切られて絶命。そこにやってきた母親→菜緒の順で勇樹に首をかまれて死亡。意識を取り戻した時に、自分が殺した菜緒の姿を見て声にならない叫び声をあげる勇樹。

母親に別れを告げてノラと2人で旅立とうとした誠ですが、部屋から出たところで武装した特殊部隊に囲まれます。すぐさま発砲され、誠をかばうためにノラが飛び出し、被弾します。

誠と勇樹、4巻でも対比的に描かれ、勇樹は次々に大切な人をその手にかけていきました。誠の大切な人である母親や五所さんを勇樹が襲うフラグのような気がします。五所さんに接触してきた桜根が物語にどうかかわってくるのか気になるところ。吸血鬼ものだと、こういう風に協力的に現れた人物は、実は自分が吸血鬼になりたかった、ってのがよくある展開。

ハピネス(4) (週刊少年マガジンコミックス)

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