人間の世界とは別に異種族が住む魔界があるという世界設定。主人公のハカバ君は、学者で探検家の教授に師事する研究者が異種族間のコミュニケーション研究に乗り出します。
読んでて感じるのは「ダンジョン飯」っぽい腹落ち感。ワーウルフやリザードマン、クラーケン、ハーピーといった異種族同士が意思疎通しているなら、という前提で言語習慣の違いに思いを馳せる様子が描かれます。
1巻のあらすじと感想(ネタバレ注意)
広告
師事する教授が腰を怪我し、調査の続きを任されたハカバ。現地と呼ばれる「魔界」の調査に赴きます。ワーウルフの集落で現地ガイドと合流しますが、そのガイドである少女ススキは人間(教授)とワーウルフのハーフでした。
ススキに案内してもらってワーウルフ、スライム、リザードマンと交流していきます。言葉をかわす前から、発する臭いですでに意思疎通を始めているワーウルフ。人間以上の色覚を持ち、文字ではなく混ぜ合わせた色で情報を識別するリザードマン。体の色とハンド(足?)サインで異種族とコミュニケーションするクラーケン。
発声器官一つとっても、ワーウルフと人間くらいしか共通しておらず、他の種族とはぜんぜん違うため、コミュニケーション方法が言葉の枠を外れて想像力を掻き立てられて面白いですね。
淡々としたペースで、異種族との交流を進めていくハカバ。1巻ですでにドラゴンまで出てきちゃいましたけど、2巻はどんな種族が出てくるんでしょう。
ヘテロゲニア リンギスティコ ?異種族言語学入門? (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 瀬野反人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2018/12/04
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 瀬野反人
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/12/04
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
広告