週刊少年ジャンプに連載していた打ち切りマンガ。
あらすじと感想(ネタバレ注意)
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「才能ラベル」の発明により、誰もがアプリ化された才能をダウンロードして生活に活用できる社会。生まれ持った才能で差がつくことのないとされている才能社会で、主人公の十五条平太はラベルを使う才能がないとして落ちこぼれていました。
ひょんなことから、才能ラベルのもととなったHi-Fiという歴史上の偉人の才能に関わることになります。Hi-Fi Clusterは才能のデータバンクのこと。
主人公が手にするHi-Fiはソクラテスのもの。見るだけで本質を見抜く目がその能力。平太の先輩ポジションの貫寺晃作は佐々木小次郎のHi-Fi。
敵はHi-Fiラベルを生み出した景観モグラという少年と、景観モグラに共感して歴史上の偉人のHi-Fiと適合したものたち。
アルフレッド・ノーベルのHi-Fiと適合してあらゆる火薬類を爆破させられる少女千値キロと国会議事堂に立てこもる景観モグラ。景観モグラの主張は「双子の弟を返せ」と言うもの。才能ラベルは兄弟で作り出したものでした。
最後の打ち切りでの収束は圧巻の速さでした。混戦中にキロが泣き出すと、警察隊の銃が暴発し始め、何十枚ものHi-Fiを持つ最強の景観モグラが撃ち抜かれて圧倒魔に撃沈。
佐々木小次郎のHi-Fiを使っていた貫寺が、実は何の才能もなくて体に無理な改造を施して、能力を使っているように見せていたという設定が唐突に明かされます。
高校の卒業式では、景観モグラの弟だった明日川翌人が地上に出てきて、兄と携帯で会話する描写が。
打ち切りに至って、何がまずかったのか、はっきりとは断定できませんが、まず才能を否定しつついきなり適合する才能ありきのHi-Fiがでてきたところで肩透かしでしたね。ラベルが普及し始めたのが10年前なのに、景観モグラは子供っぽい見た目でしたが、何らかの説明を付ける予定だったんでしょうか。
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